2014/08/19(火) 14:44|パレスチナ

8/19石巻、8/31甲府

 このかん、「パレスチナ情報センター」がガザの情報を中心にいろいろな記事をリンクしてまとめてくれています。各地での集まりのお知らせは「ストップ!ソーダストリーム・キャンペーン」「アル・ガド」のサイトにまとまっています。

  ギリギリのお知らせすみません。石巻でお話会をします。

「パレスチナを知る集い」
 7月8日以降イスラエルはパレスチナ自治区ガザへ連日の空爆を続け、すでに1,800人を超える人々が殺されています。多数の子どもや女性が犠牲になっています。厳しい封鎖と爆撃によって傷つけられているガザの人々。
 パレスチナの日常生活を通じて、とりまく歴史、文化を学んでみませんか。世界市民として、共に考える時間を持ちませんか。

日時:2014年8月19日(火) 午後18時半
場所:喫茶店 モミの木( 宮城県石巻市泉町4丁目1−20  Tel. 0225-94-1323)
参加費:1,000円 (フィリピン山岳地域の珍しいコーヒー付) 予約不要
お話する人:パレスチナ・オリーブ 皆川万葉さん
 パレスチナ・オリーブは、パレスチナ北部のガリラヤ地方(1948年からイスラエル領)のオリーブオイル、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)ナーブルスのオリーブ石けん、ヨルダン川西岸地区イドナ村の刺繍製品を扱っています。毎年、現地を訪問、交流しながら活動しています。皆川さんは、1995年〜2000年にガザ地区を5回ほど訪問、1998年〜1999年にヨルダン川西岸地区に短期留学。仙台市で20年活動。山梨県甲府市在住。


 以下は甲府でのお知らせです。私も参加予定です。
 エルクさんは、甲府市徳行にあるアウトドア用品店で、月に一度、清水さん講師での勉強会(寺子屋)を開いています。

「ガザに生きる人々の苦難」
日時:2014年 8月31日(日)19:00~20:30
会場:エルク店内にて
参加費/お一人様¥500 要予約
スピーカー:清水俊弘(しみず としひろ)略歴
 特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター(JVC)理事、事務局長を歴任。1962年生まれ、東京都出身、獨協大学卒。韮崎市穴山のオーガニックカフェおちゃのじかんマスター。
この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=78


2014/08/05(火) 04:28|パレスチナ

ハマースの10年休戦停戦案

 今回のガザ攻撃での死者が1,500人を超えました。発電所、上下水道などのインフラ設備も破壊されています。人が数字になってしまうのは怖いことだけれど。規模、内容ともに2008-2009年のガザ攻撃を超えました。パレスチナの歴史の中でも、最悪のことが起きてしまいました。閉じ込められた人々を殺して行く。1982年の「サブラ・シャティーラの虐殺」を思い起こします。
*サブラ・シャティーラの虐殺
 1982年6月イスラエル軍はレバノンに侵攻、8月末にPLOをレバノンから追放しました。9月、イスラエル軍がベイルート近郊のパレスチナ人難民キャンプを包囲・監視する中で、キリスト教マロン派であるファランジストの私兵集団によって、キャンプ内のパレスチナ人2,000人以上が虐殺されました。

 今回の地上侵攻の前に、イスラエル政府は、ガザ地区北部に住む10万人に避難を勧告しました。その後も「警告」をしてから爆撃していると言います。実際、いま25万人以上が逃げ惑っている一方、(行く場所もないし)家に留まることを選んでいる人も多い、と聞きます。
 ガザ地区の境界は完全にコントロールされ、封鎖され、人もモノも出入りできない(トンネルを掘らないと生活物資も調達できないほど)。そして、ガザ地区の人口密度は世界でも最も高いところの一つ。どこにも逃げ場なんてありません。それをイスラエル政府はよく知っているのに。
 人々が避難しなければならないような状況に追い込む人(政府)は、移動や引越など避難にかかる費用や避難先での住居や仕事を補償しないといけないでしょう? そして、金銭的に補償されたとしても、土地やコミュニティから引き離すこと、明日もわからない暮らしにすること、それがどれだけのことか。

 多くの市民が殺されている、それは戦争法にも反している、という報道を聞きます。でも、誰が殺されるのも辛い。子どもが殺されているとその母親のことを考えるし、ハマースのメンバーが殺されたって、ハマースや他の武装勢力に息子がいる母親のことを考えます。武装勢力のメンバーだって、誰かの家族です。第2次インティファーダの終わる頃、パレスチナの友人に「息子が(大きくなって)武装勢力に入ったらと思うと怖くない?」と訊いたことがあります。友人は「入ったら抜けられなくなるから、入る前に絶対止める」と言っていましたが(でもたいてい家族に黙って入るようだけれど)。
 人数は違うとはいえ、イスラエル兵も60人以上亡くなっています。地上侵攻を続ければイスラエル兵の犠牲者も増えるのは予想されたことだから、イスラエル政府・軍は、パレスチナ人の犠牲はもちろん(!!)、イスラエル国民(兵士)の犠牲もどうでもいいのだな、と感じます。それまでして、何がしたいのか?? イスラエル政府は何を考えているんだ!? 何が目的なんだ!? は、考えても、私にはわかりません。ガザ地区はイスラエルにとって占領政策の実験場、新兵器の実験場、などとも言われているのだけれど、それだけのためにこんなことをするのか??と思ってしまいます。→参照:早尾貴紀「ガザ大虐殺に寄せて」

 しかし、こんな攻撃をしていたらイスラエル兵だって心が壊れてしまうと思います(パレスチナの人々、特に子どもたちの「心の傷」が大きくケアが必要なことは言うまでもありません)。
 レバノン戦争後のイスラエル兵のトラウマを描いている映画に『戦場でワルツを』があります(イスラエルのアミメーション映画2008年ゴールデングローブ賞の外国語映画賞。この映画は話題を呼んだし考えさせられますが、パレスチナ人の視点はゼロです)。レバノン戦争は、イスラエル人にとってのベトナム戦争なのです。今回のガザ攻撃もそうなりうると思います。
 今回のきっかけとなった(と、イスラエルが言う)3人の入植者の殺害を行ったのがハマースではなかった、ということが明らかとなったという点では、後から「大量破壊兵器はなかった」と認めたイラク戦争にも似ていますが。でも、ハマースが殺害したわけでないことは、たぶん最初からわかっていたのです。

 そして、そろそろ破壊し尽くしたから、イスラエル軍は撤退するのかもしれない。
 そして、また数年後にガザを攻撃する??

 このような中で、いくつかの「停戦」「停戦案」が出て来ては消えていきます(本当は、「停戦」という言葉にも抵抗がありますが)。とにかく攻撃が止まって欲しい。私もそう思うけれど、少し考えてみたいです。

 7月中旬、ハマースは、エジプトによる停戦案を拒否した直後、10年間の休戦協定をイスラエルに提案しています。10の条件をイスラエルが受け入れるならば10年間の休戦協定を結ぶというものです。このタイミングでイスラエルが飲みそうにもない条件を出すのはどうだろう、ロケット弾を飛ばしたってイスラエルがこの条件を飲むようにはならないだろう、などの疑問はありますが、内容は真っ当だと思います。PLOもハマースの停戦案を、(1週間かかりましたが)7月23日に承認しています。
 生きていくために、人間の当たり前の権利として「封鎖の解除」を求めるのは当然として、「10年」の休戦協定案、というのもポイントなのだと思いました。また、数年後に爆撃されるのはまっぴらなのです。多くの人(パレスチナの人、パレスチナにかかわる人)が感じているだろうことは、いま、たんに「停戦」しても/たんに「停戦」したら、また1、2年後に同じことが起きるだろう、という確信と恐れです。このガザ攻撃は、2008年12月〜2009年1月、2012年11月に続き、5年で3度目なのです。2012年の攻撃のときの停戦は封鎖緩和が条件でしたが、それは行われませんでした。

*大手メディアが「ガザを実行支配するハマース」という言い方をするので混乱する、とよく聞きます。ハマースは、2006年の(パレスチナ全体での)議会選挙で過半数の議席を得て組閣しました。選挙を経た正式な政府を、日本を含め各国が認めなかったのが、ガザ地区、ヨルダン川西岸地区で別々の「政府」ができてしまった発端です。

 以下、岡真理さんのパレスチナ・フォーラムMLへの投稿/10条件の翻訳を抜粋・転載しました(一つ一つの条件の後に書かれているのは岡さんのコメントです)。

* * * * *
「10年間の休戦協定のための10の条件」

1)ガザとの境界からイスラエルの戦車が撤退すること。

・境界線に沿って内側300メートルから1,5キロに及ぶ区域(ガザ全土の35%、全可耕地の85%)をイスラエルはパレスチナ人のアクセス禁止区域としており、立ち入った者は発砲されます。戦車の撤退は、ガザのパレスチナ人が自分たちの領土内で、命の危険を伴わずに安全に農業を行うために必要なことです。

2)3人の少年殺害後に逮捕された囚人すべてを釈放すること。

・6月、イスラエル人少年3人が誘拐されたあと、イスラエル政府は、少年らが誘拐直後に殺害され、その容疑者も特定できていたにもかかわらず、その情報を隠匿し、少年たちを捜索するための軍事作戦を展開し、数百名を逮捕、その過程で9名を殺害しています。これは、西岸のハマース・メンバーを再逮捕することが目的でした。

3)封鎖を解除し、境界の検問所を商業および人間に開放すること。

・物資の自由な搬入・搬出、人間の自由な移動が禁じられているために、ガザの人々は「生きながらの死」をこの8年間、生きています。

4)国連の監督のもと、国際用の港と国際空港を創り機能させること。

・日本のODAで建設されたガザ空港は破壊され、ローマの遺跡のような廃墟となっています。

5)出漁範囲を10キロまで認めること。

・オスロ合意で認められたガザの領海は20海里でありながら、出漁は3〜6海里に制限され、それを超える出漁は発砲や拿捕、漁船の没収に遭います。そのため、ガザの漁師の多くが漁をすることができません。。

6)ラファ検問所を国際化し、国連およびアラブ諸国の監督下におくこと。

・現在、エジプト側の時の権力のご都合しだいで、ラファハは閉鎖されています。

7)境界に国際軍をおくこと。

8)アル=アクサーモスクでの礼拝許可の条件緩和。

9)ファタハとハマースの和解合意にイスラエルが介入することの禁止

・今回のイスラエルによる攻撃の目的は、ファタハとハマースが和解に合意し、統一政府を発足させたことを脅威とするイスラエルが、これを切り崩すことでした。

10)工業地区の再建およびガザ地区における経済開発の改善。

・ガザは占領が始まった直後から一貫して、その経済開発を妨げる、「反開発(Dedevelopment)」政策がイスラエルによってとられてきました。
【以上、転載終わり】
* * * * *

 どこの国がどんな思惑で書いた停戦案でも、仲介者が誰(どこの国)でも。その後、世界の人たちが圧力をかけて、封鎖と占領を終わらせればいいじゃないか。私もそう思うし、それを目指すしかないのだと思うけれど、すぐに実現できることとも思えません。
 いままで2回できなかった/しなかったのだから。
 今回も、国連の人権理事会でのイスラエル非難決議はアメリカが反対、ヨーロッパや日本が棄権、という状況です。国連や各国政府には期待できない。
(本当に、パレスチナの友人たちに申し訳ないです。日本外務省への抗議の呼びかけはこちら→「今すぐできるパレスチナ支援:ガザ虐殺を容認する外務省に抗議を!」

 かといって。世界中で抗議行動は行われているけれど、イスラエル政府や欧米各国政府の姿勢がいますぐ変わるとも思えない(粘り強く行動し続けるしかないけれど!! 意思は示さないと黙認になってしまう)。

 エジプト政府も信用できない。 
 2008年のガザ攻撃のときはムバラク政権(いわゆる「アラブの春」の前)、2012年のガザ攻撃のときはモルシー政権(ムスリム同胞団)、現在は、クーデターによる軍事政権です。2012年11月の停戦仲介の直後から、モルシー政権に対して新憲法制定などを巡っ
て抗議活動が高まり、2013年2月には軍事クーデターが起きる、というタイミングでした。モルシー政権に問題がなかったとは思わないけれど、軍事クーデターはおかしいと思ったし、パレスチナ、とくガザ地区のためには残念、と思いました。実際、その後、エジプトとガザ地区の境界、ラファ検問所の人とモノの出入りは厳しくなりました(封鎖の強化)。

 毎日、洪水のように、パレスチナや世界各地からの情報が流れ込んできます。まめに考えて発信していくことが難しく、まとめて長文になってしまいました。
 イスラエルにも欧米各国にも日本政府にも腹は立つけど、ただ、とにかく、ガザの人たちに「生き延びて」と伝えたい/願うばかりです(他の地域でもイスラエル軍の攻撃やヘイトクライムで死傷者が続いています)。

 そして、パレスチナのこの最悪の状況の一方で。
 沖縄・辺野古では、海底ボーリング調査が強行されようとしています。
 →「辺野古沖工事強行抗議声明への署名のお願い」(締め切りは8月6日です!)

 アメリカ軍は、このイスラエル軍のガザ攻撃のさなかに、2種類の弾薬をイスラエルに売却しました。日本はイスラエルが購入予定のF35戦闘機の部品をつくっています。オスプレイは、山梨(北富士演習場)には8月19〜22日に来る可能性があるそうです。宮城には11月上旬予定。

 宮城では、いま、東京電力福島第1原発事故で発生した「指定廃棄物」の最終処分場問題が佳境を迎えています。

 最終処分場候補の一つは、なんと、米軍の実弾射撃訓練場(王城寺原演習場)の隣で、実弾射撃訓練の騒音・振動対策のため住民が立ち退かされた場所。実弾はもちろん、オスプレイが処分場に落ちたときのことも、ちゃんと想定しているのでしょうか。

 こんな世の中嫌だ!と思います。声を出して、つながっていきましょう。


この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=77


2014/07/18(金) 18:34|パレスチナ

緊急行動

 甲府でも小さな集まりを企画しています。この方法なら、家族や友人数人でもアクションができます。ご参考に、他の地域でもぜひ!!
Stop the Bombing! Stop the Occupation!
Action for Palestine
パレスチナの人たちにメッセージを伝えよう!
日時:7月21日(月)17:00〜19:00頃
会場:シェアスペースiira (甲府市中央2丁目11-13 tel. 080-5496-0638)
連絡先:パレスチナ・オリーブ皆川(070-6954-3156 p-olive(a)mue.biglobe.ne.jp)
 イスラエル軍による空爆が激しさを増す中、パレスチナの人たちは「国際社会に見捨てられている」という孤立感を抱いています。そこで、「共にいるよ」と、悲しみと連帯のメッセージを写真に撮って、共通ハッシュタグをつけてアップします。また、ガザからのスカイプ中継が予定されている「NGO緊急集会とキャンドル・アクション(@明治公園)」のネット中継も見る予定です。いま、何が起きているの? そもそも、パレスチナの人たちはどんな暮らしをしているの??そんなことも自由に話せたらと思います。
 急の呼びかけですが、ぜひ一緒にアクションしましょう。
* * * * * * * * * *
 7月8日から始まったイスラエルによるガザへの軍事攻撃によって、死傷者の数は増え続けています。現地NGOや報道によれば、16日までに死者の数は220名を超え、負傷者も1800人以上と伝えられています。同時に、エルサレム、ヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区)、イスラエル内のパレスチナ人の町・村での抗議行動に対してもイスラエル軍・警察による弾圧で数百人以上の負傷者、逮捕者が出ています。加えて、一般のイスラエル人によるヘイトデモや、イスラエル人入植者によるパレスチナ人襲撃も頻発しています。
 パレスチナ・オリーブは、15年以上、パレスチナのオリーブオイルや石けんをフェアトレードで輸入、全国に販売してきました。ほぼ毎年パレスチナの生産者を訪問、通信などで「紛争」だけではないパレスチナの暮らしをお伝えしてきました。1995年〜1999年には何度かガザにも訪れています(現在はガザに入ることはできません)。
 2014年7月、日本の経済産業省とイスラエルの経済産業省は、セキュリティ産業を含む経済協力の協力覚書に調印しました。2013年3月には日本政府は、イスラエルが購入予定のF35戦闘機の国際生産プロジェクトに参加するため、武器輸出3原則の例外とする談話を発表しました。その後、この武器輸出三原則は見直され、集団的自衛権の解釈改憲も行われてしまいました。本当に、日本でつくられた兵器がパレスチナの人々を傷つけてしまう事態が起ころうとしています。イスラエルの問題は私たち自身の問題でもあるのです。
【NGO緊急集会とキャンドル・アクション】
 7月21日18:30~東京の明治公園で、開発支援、人権、フェアトレード、宗教交流など、さまざまな形でパレスチナに関わる市民団体が結集し、市民を巻き込む無差別攻撃を直ちに停止するよう訴えます。また、犠牲になったすべての人びとへの哀悼の意を表し、キャンドル・アクションを実施します。これがネット中継される予定です。(パレスチナ・オリーブの皆川も東京でのミーティングに参加し、主催団体に加わっています。)
【パレスチナ緊急フォトアクション】

アクションの参加方法
 1.手のひらに「STOP Bombing GAZA」などメッセージを書く。
 2.写真を撮り、自身のFacebookやTwitterに掲載する。掲載時(ハッシュタグ)は
#stopbombinggaza にします。
 たくさんの人がこのアクションをFacebook やTwitterに載せると、検索したら参加している人たちの載せた写真が出てくるようになります。皆さんも参加してください。
この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=75


2014/07/16(水) 01:04|パレスチナ

マアンからの呼びかけ

  オリーブオイルの生産者団体「ガリラヤのシンディアナ」と両輪で活動してるマアン(労働組合)が出した呼びかけです。
 自国の政府に働きかけることを求める、つまり、日本政府がイスラエル政府に圧力をかけるよう、日本政府に働きかけてください、ということです。安倍政権を考えるとかなりの難題ですが、それが必要なことなのですよね。つまり、イスラエル(政府、社会)を変えたいと思ったら、まず、自国の政府、社会を変えることから始めないと。

→英文はこちら
マアンからの呼びかけ:5年間で三次にわたるガザ戦争を止めよ!
2014年7月12日
 イスラエルのアラブ人とユダヤ人が加入するインデペンデントの労働組合であるマアンは、イスラエル政府に対してガザ攻撃を停止することを呼びかけます。唯一可能性のあるオルタなティヴは、二国家解決に基づく政治的合意です。
 マアンは、パレスチナ人に対する戦争をイスラエルがやめるよう、各国政府から要請することを自国政府に圧力をかけることを、全世界の労働組合や平和支持者たちに呼びかけます。

 ガザ地区では戦闘が激化し、イスラエル軍による市民の殺害と家屋の破壊が進行する一方で、ハマースによるロケット弾がイスラエル人の生活を混乱させていますが、それはネタニヤフ、ベネット、リーベルマンの内閣がおこなった傲慢極まる反和平政策がもたらした帰結なのです。市民を標的とした空爆によってパレスチナ人を屈服させることは、犯罪的で容赦がなく、そして大惨事をともなうものです。これは、この5年間で3回目の戦争であり、2008年12月から2009年1月にかけてと、2012年11月のときのように、これが終わると双方がまったく同じ状況に戻ることはもう明らかです。パレスチナ側は、またしても建物とインフラを破壊に遭い、これまで100人を超える死者と1000人を超える負傷者を出した一方で、数百万人のイスラエル人がロケット弾にさらされています。
 マアンは、即時停戦および、1967年(訳註:第3次中東戦争)の境界までイスラエルが撤退しパレスチナの独立国家建設を前提とした和平協議の再開を呼びかけます。
 米国主導の交渉枠組みを壊し、大規模な入植地建設を開始したのは、ネタニヤフ政権でした。その後ネタニヤフ政権は、ファタハとハマースの統一政権への反対を表明しましたが、それはパレスチナ内部の取り組みに対するあからさまな妨害でした。外交上の行き詰まりと、パレスチナの政治犯釈放の公約を実行し損なったことが、イスラエルの若者3人の誘拐の背景をつくりました。それに対抗して、ネタニヤフはハマースに対する全面戦争を、すなわちパレスチナ統一政府に対する全面戦争を宣言しました。
 ネタニヤフの極右的な立場と、大臣の一部による復讐の呼びかけに相俟って煽られ、イスラエル人の極右勢力によって16歳のパレスチナ人ムハンマド・アブー・ハディールが誘拐・殺害され(彼は生きたまま焼き殺されました)、次の段階に移りました。ネタニヤフ政権は、この戦慄すべき事件に対する一切の責任を回避し、パレスチナ人たちは街で怒りを爆発させました。抗議する群衆はエルサレムやイスラエル国内のアラブ人の町で、通りに繰り出しました。
 イスラエルによるガザ空爆や、ハマースや他の勢力によるイスラエル市民に対する原始的なロケット発射といった、現在の戦闘の激化に対して、国際社会は停戦と交渉再開のイニシアチブを執りはじめました。だがネタニヤフは、傲慢にも停戦の意思はないと繰り返し、パレスチナ側が白旗を挙げるまで賭け金を釣り上げようとしているのです。この目的のためにイスラエル軍は新しい戦略を取り入れました。ハマースの活動家の自宅を爆撃することです。しかし、どんな言い訳をしようとも、これは戦争犯罪だし、戦闘開始後最初の4日間で100人以上の犠牲者を出しました。犠牲者のほとんどが一般市民であり、その多くが子どもでした。
 攻撃の真っ最中にあって、いくつかの成り行きがあって戦争になったということを、忘れてはなりません。若者の誘拐の後に、イスラエル政府はヨルダン川西岸地区にいるハマースに対する全面攻撃を開始し、合意を破ってハマースのメンバー50人以上を再拘束したのです(2011年のシャリート曹長との捕虜交換で解放されていました)。そうしてハマースとファタハの和解を妨害するためにありとあらゆることをやってきました。つまるところネタニヤフは、ハマースを最終局面へと引きずり込んだのです。こうした挑発行為を鑑みると、この戦争中のあいだこれまで流された血とこれから流されるだろう血のすべてに対して、イスラエル政府は最終責任を負っているのです。
 マアンは、停戦に至るよう双方に呼びかける国内外の人びととともにあります。唯一可能なオルタナティヴは政治合意であり、それはずっと前から存在し、国際社会全体が賛成してきた国連決議に基づく原則なのです。
 現在の戦争の対価を支払わせられているのは双方の労働者たちです。私たちは、パレスチナ人に対する戦争をイスラエルがやめるよう、各国政府から要請することを自国政府に圧力をかけることを、全世界の労働組合や平和支持者たちに呼びかけます。
 占領の恒久化をもくろむ戦争にNoを! そして二国家解決案に基づく和平交渉にYesを!

(翻訳:早尾貴紀)

訳註:イスラエル内のパレスチナ人は「アラブ」と言われることが多い。

この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=74


2014/07/15(火) 23:10|パレスチナ

イスラエルと日本

  何度、同じことが繰り返されるのでしょう。
 前回の空爆のとき、2012年11月の自分のブログを読み返しても、何も変わっていないことがよくわかります。

 ガザ地区への空爆のニュースが流れ、死傷者の数字ばかりが増えていきます。そこからだけでは、なかなか人々の暮らしが想像できないでしょう。ワールドカップの中継を見ながら殺されてしまった人たちの生活のことが。パレスチナ子どものキャンペーンが、ガザの人々からの報告を連日アップしています。

 しかし、今回、空爆以外のことも同時に起きています。
 7月3日のブログに書いたように、今回はまず、「捜索」の名目で、ヘブロン地域(ヨルダン川西岸南部)への軍事侵攻、封鎖、数百人の大量逮捕から始まりました。東エルサレムでパレスチナ人の少年が焼き殺されてからは、東エルサレム、ヨルダン川西岸地区、イスラエル内のパレスチナの町や村(オリーブオイルの生産地であるガリラヤ地方やワディ・アーラ地方)にも抗議活動が広がり、イスラエル軍・イスラエル警察の弾圧が起き、多数の人がが負傷し、さらに数百人が逮捕されています。7月の最初の週末で逮捕されたイスラエル内のパレスチナ人110人のうち、半数が未成年者と報道されていました。もう計算もできませんが、日々報道されている逮捕者の数を足すと1000人前後になると思います。

 一方、一般のイスラエル人によるヘイトデモ、イスラエル人入植者によるパレスチナ人への襲撃も、毎日のように続いています。
 イスラエル人入植者に誘拐され殺された東エルサレム(ショファート地区)の少年は、生きながら焼かれるという、無惨な殺され方だったことが明らかになりました。6人のイスラエル人が逮捕されていますが(未成年含む)、彼らは友人同士で、特定の過激派右翼には属していなかったそうです。
 ナザレで「アラブ人に死を」「左翼に死を」「お前の母は売春婦」と騒ぐユダヤ系イスラエル人の群衆の映像を見ました(ナザレは、イスラエル内のパレスチナの最大の町ですが、隣接してユダヤ系のイスラエル人の町「上ナザレ」がつくられました)。断片的なニュースが多く、どこまで広がりがあるのかわかりませんが、国家/政府だけではない動きに怖さを感じました。
 しかし、さらにある映像を見ました。エルサレム(東エルサレム、旧市街近くのようです)で、イスラエルの旗が乱立するイスラエル支持のイスラエル人の集会。そこに、パレスチナ人の抗議の声も聞こえます。その前で、ユダヤ教徒としてキッパをかぶり、パレスチナへの連帯の気持ちとしてハッタを巻いたユダヤ系アメリカ人の若者がイスラルへの抗議、パレスチナの権利を守ること、アメリカ政府の責任を話しました。彼は、イスラエル警察に羽交い締めにされ、逮捕されました。
 ヘイトデモに対する抗議の活動があるとき、警察はヘイトデモを守るかのようで、カウンターの活動をしている人の方を逮捕してしまう。これは、イスラエルに特別なことではなく、日本でも(つい先週も)起きていることです。

 私は、たまたま、『ネットと愛国-在特会の「闇」を追いかけて-』を読んでいる最中で、いろいろ考えさせられてしまいました。イスラエルのヘイトデモ参加者も、パレスチナ人を襲撃するユダヤ人入植者も、一人一人はみな「普通の人」だろうに。

 そして。東京では11日にイスラエル大使館前で抗議行動が行われました。
 しかし、イスラエル大使館に抗議する以前に。日本の警察が、抗議参加者にハンドマイクを使わせない、抗議参加者を排除しようとする、という状況だったようです。
 山本太郎さんの発言が真っ当です。「イスラエルと日本は似ている。ともに同盟国(米国)だのみで周辺国との関係も悪い。日本は武器輸出解禁でますますイスラエル化する可能性がある。イスラエルがガザでやっていることは戦争ではない。屈指の軍事力を持つ国が一所に集めた人に対して行う“大量殺戮”だ。」→詳しくはこちら

 さらにあります。
「経済産業省は、イスラエル経済省との間で『日本国経済産業省とイスラエル国経済省との間の協力覚書(MOC)』を締結しました。7月6日、茂木経済産業大臣がイスラエルへ訪問し、イスラエル国ナフタリ・ベネット経済大臣との間で本件に係る署名を行いました。」
 これには、セキュリティ産業も含まれます。→詳しくはこちら

 封鎖されて逃げ場もないガザ地区への空爆は、本当に虐殺としか言いようのないこと。ピンポイント爆撃なんてありえません。多くの死傷者が出ているだけでなく、たとえば、下水処理施設の電源となるオイルが不足していた上に、爆撃で施設が壊され、地中海への環境・衛生問題も深刻となっているそうです。しかし、たとえハマースの軍事拠点(といったものがあるとして)への空爆だとしても、圧倒的な軍事力を背景に、暗殺したり、建物を壊したり、は認められないことです。
 そして、さらに。それだけではない問題が、私たち自身の政府の問題も、たくさんあるのです。
 イスラエルがガザのインフラを壊して、国際援助で(イスラエルの資材を買って)直す。このループもどうにかしなくてはなりません。
 本当にどうしたらいいのでしょう!! とりあえずは、おかしいことはおかしいと言い続けるしかありません。そして、具体的に(オリーブ商品を通じて)繋がっていくこと、パレスチナの暮らしを伝えていくこと。一緒にやっていきましょう。
 
 オリーブオイルの生産者団体「ガリラヤのシンディアナ」と一緒に活動してるマアン(労働者団体)が出した呼びかけは、別投稿します。

この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=73


2014/07/03(木) 21:20|パレスチナ

パレスチナの状況悪化

 書きたいこと(楽しい話も)たくさんあるのに、結局、投稿する時は緊急の話ばかりになってしまいます。

 ここ数日、パレスチナの状況が急激に悪化しています(日本の報道は遅くないですか?!)。

 6月30日、イスラエルの首相が、ハマースに「報復」を宣言しました。
 6月中旬にヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区/被占領地)南部に位置するヘブロン近郊でイスラエル人入植者の少年が誘拐され、30日に殺害されているのが発見されました。イスラエルはハマースが犯人だと断定しましたが、ハマースは否定しています。パレスチナで、やっと、ハマースとファタハの統一政権ができたタイミング。私は事件そのものことは背景など類推のしようがありません。
 しかし、誘拐/行方不明以来、イスラエル軍はガザ地区を空爆し、ヨルダン川西岸地区のあちこち(とくにヘブロン近郊)に侵攻し、捜索と称して家々を回り、子どもを含む数百人のパレスチナ人の逮捕などを行ってきました。
 そして、2日、東エルサレムでパレスチナの少年がイスラエルの入植者により誘拐され、遺体が発見されました。現場付近の防犯カメラに連れ去りの映像が移っていたそうです。
 みるみる状況が悪くなり、パレスチナ各地でも抗議行動が行われ、死傷者が増えていっています。
 IMEMC, International Middle East Media Centerのニュースを上から順番に見ていきます。

・ヘブロン近郊でのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人に負傷者
・ガザ地区空爆中
・イスラエル兵が「報復」でアラブ人(パレスチナ人)を殺害を呼びかけ
・(エルサレム近郊の)入植地の市長が、入植者の少年3人の死を受けて、入植地拡大を要求
・ベツレヘムやヘブロン近郊でイスラエル軍によりパレスチナ人が逮捕、負傷
・エルサレムと近郊で212人のパレスチナ人が負傷
・イスラエル人入植者がナーブルス南部の(パレスチナ人の)牧羊地を焼く

 これらは、すべて現地時間1日夜から2日正午までのニュースです。もうこれ以上何も起きて欲しくないのですが、いまも刻々とニュースが増えています。

 アムネスティから7月1日にプレスリリースが出ています(「今回のイスラエルの軍事作戦では、子ども1人を含むパレスチナ人6名以上が殺害されている」とあります)。→若者殺害に対する集団的懲罰は不当

 生産者の様子についてなどは、あちこち連絡中です。
 刺繍製品を作っているイドナ女性組合はヘブロン地域にあり、6月下旬から既に封鎖やイスラエル軍による夜間捜索などがあったようです。石けん工場のあるナーブルスは北部にあり、いまのところ大丈夫だ、石けん工場近くの検問所も閉まっていないから仕事には行けている、という話でした。これから封鎖になる可能性はある、とのことでしたが。
 今回、まず南部のヘブロン地域で状況が悪化し、いまエルサレム周辺(中部)で抗議行動が活発化しているのに伴い負傷者が出ている(並行して、ガザ地区は空爆され負傷者が出ています)、北部はまだ大丈夫ということでしょうか、、、と書こうとしたのですが、いま、IMEMCをチェックし直したら、北部のナーブルスやジェニンにもイスラエル軍が侵攻、逮捕者が出ている、地元の若者たちとイスラエル軍の間で「衝突」が起きた、というニュースが出ていました。イスラエル内のパレスチナの村々への影響はまだわかりません。抗議行動が起きるとしたら(起きると思います)、明日の金曜日でしょう。
 いまは、ラマダーン月です。日中、食べ物も飲み物も口にできないので夏は厳しいですが、基本的にラマダーンの1ヶ月はお祭りのような感じです。仕事も短縮となり、ごはんをみんなで食べ、親族を訪問し、、、ラマダーン明けは、日本のお正月のようで、ごちそうを食べ、新しい服を着て、プレゼントをもらいます。それなのに!

 パレスチナの人たちが普通に暮らせることを願っています。そして、イスラエルの人たちも(徴兵制なんてなくなって)普通に暮らせますように。
この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=72


2014/03/25(火) 18:26|パレスチナ

3/29 「土地の日」イベント

 パレスチナの生産者訪問から戻りました。
 震災から3年、いろいろ伝えたいこともあるのですが、怒濤の日々です(と、いつも書いている気がします、、、)。

 イベント案内を転送します。
(私は、主催・企画にかかわっている訳ではありません。当日のブース参加者です)

以下、転送
***********
この度、駐日パレスチナ常駐総代表部では
「パレスチナ・ランド・デー」を開催する運びとなりました。
*「ランド・デー」とは、パレスチナの人々の自由と平和に向けた
活動への協力と支援を象徴する記念日です。

当日は、アラブの民族楽器であるウードの生演奏やパレスチナの舞踊(ダプケ)、
民族衣装のファッションショーや伝統料理の数々を通して
パレスチナの文化に触れて頂ける絶好の機会となります。

パレスチナの特産品であるオリーブオイルやオリーブ石鹸の他、
パレスチナ難民が作ったフェアトレード製品の販売、
また、アラビア書道家による実演販売も致します。

どうぞ皆様お誘い合わせの上お越し下さいませ。

<開催概要>
【日時】2014年3月29日(土)13:00〜17:00(12:00開場)
【場所】文化ファッションインキュベーション
            東京都渋谷区桜丘町23-21 渋谷区文化総合センター大和田10F
【入場料】無料/入退場自由

   (プログラム《予定》)
1:00        開会式
2:00        詩の朗読
2:10        ダプケ(パレスチナの舞踊)- 第1部
2:20        ウード(アラブの民族楽器)演奏
2:45        ドキュメンタリー上映
3:00        民族衣装のファッションショー
3:30        生演奏
4:05        ダプケ(パレスチナの舞踊)- 第2部+ダンスレッスン
4:55        閉会式

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

駐日パレスチナ常駐総代表部 一同
TEL: 03-5215-8700
FAX: 03-5215-8705

landday

この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=69


2013/02/22(金) 20:44|パレスチナ

パレスチナ訪問と甲府引越のお知らせ

あまりに目まぐるしい毎日でブログが更新できずにいました。いまも、1週間1週間、一つ一つこなしていく毎日です。

 2012年最後のブログに「年末年始は息子と旅行」と書いたので、友人から「どこへ行ったの〜?」と年賀状をもらったりしましたが、パレスチナに行って来ました! 
 息子にとっては初の海外旅行。息子は英語もアラビア語も全くできませんが、パレスチナの子どもたちと、キャッチボールしたり、ゲームをしたり、兎を追いかけ回したり、、、楽しく遊びました。また行きたいと言っています。
 パレスチナにはほぼ毎年訪問していましたが、震災以降はさすがに時間と気持ちの余裕がなく、2年ぶりの訪問となりました。この訪問を報告した通信『ぜいとぅーん』50号を1月末に発行していましたが、やっとパレスチナ・オリーブのサイトにもアップしました。生産者の皆さんのこと、町の様子などもりだくさんで書きました。よろしければお読み下さい。 
 そして、50号では、パレスチナ・オリーブが4月からしばらく甲府に拠点を移すこともお知らせしました。明日何が起こるかわからない毎日だから、とりあえずの移転です(会社の登記は仙台に残し、甲府事務所から荷造り・発送する形になります)。パレスチナ・オリーブの仕事としても、コミュニティカフェ等の活動のためにも、今度は、甲府から時々仙台に通います。
 通信を発送後、多くの方から「苦渋の決断だったでしょうが家族と一緒に住めるのが何よりですね」と応援の声を頂きました。しかし、辛く悲しいことですが、震災後すぐに家族関係が複雑になりましたので、「避難移住した父子に合流」ではないのです。でも、多様な「家族」関係がある昨今ですから(多様な社会の方が望ましいと思っています)、私なりに少しは幸せな形を探そうと思います。

 2013年も(結局!)余震の続く仙台。多くの友人たちが、震災・原発事故に向き合って、それでも楽しく伸びやかに幸せに生きていこう、そのためにつながっていこう、と仙台・宮城に残って活動しています。そして、一人また一人仙台・宮城を去って行く中、「それぞれの選択だよね。離れてもつながっていこう」と、寂しくても暖かく送りだしてくれた人たち。それは全体から見たら少数派でしょう。でも、震災前からナチュラルな暮らしを志して来た仲間たちだから、様々な選択がありました。
 仙台・宮城情報も、書きたいことがたまっています。来週にはまたブログをアップしたいと思います! いまさらですが、今年もよろしくお願いいたします。
この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=57


2012/12/04(火) 23:51|パレスチナ

続:ガザ緊急行動

(1)前回のブログでお知らせした通り、11月25日に「停戦しても占領とガザ封鎖は続いている/STOP!!ガザ攻撃 11・25緊急集会」が東京で開かれました。その会場で、ネタニヤフ・イスラエル首相とバラク国防大臣宛の申し入れ書への署名を集めたほか、玄葉光一郎外部大臣への申し入れ書への賛同を募ったそうです。イスラエルの方は既に署名用紙を送付し受付は終了しましたが、玄葉外務大臣宛の申し入れ書については、12月10日(月)まで賛同者を募っています。
 申し入れの文章(ガザ侵攻:イスラエルの軍事行動・市民攻撃を即時停止させるために日本国外務省は積極的に影響力を行使することを求める)と署名の方法については「STOP!!ガザ攻撃緊急行動」のサイトをご覧下さい。

(2)
 ガザの子どもたちを長年支援している「パレスチナ子どものキャンペーン」では、「ガザ攻撃による心的ストレスへの緊急対応プログラム」を既に始めたそうです。また、ガザの支援先の皆さんの声、様子なども随時掲載されています。→ガザ報告

(3)
 P-navi infoさんのブログで、翻訳を中心にガザの様子が伝えられています。


 繰り返しになりますが、報道がなくなっても問題は解決していない!です。
 パレスチナも津波・地震被災地も、原発事故被ばく地もです。(沿岸部を訪れる県外の皆さんが、「え〜、(津波にのまれて以来)何も変わっていないのですね」と驚くことに驚きます。まだ、住める地域、住めない地域の区分けさえ途中で、仙台市の沿岸部も、何もない風景が広がっています。農地再生に向けて、ボランティアの皆さんがこまかい「がれき」を手で拾っていたりします。まだまだ被災地は人手不足です。よろしくお願いします。)

追伸:「パレスチナ」が国連の「オブザーヴァー国家」になりましたが、イスラエルは国連決議への報復として(!)、決議の翌日、エルサレム地区を含むヨルダン川西岸地区での入植者住宅3,000戸建設計画に、ゴーサインを出しました。これによって、周辺に暮らす約2,300人のパレスチナ人が強制追放となる危険があります。
この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=54


2012/11/23(金) 00:04|パレスチナ

「停戦」でも、、、

 現地時間21日(日本時間22日)、ハマースとイスラエルの停戦が成立しました。報道によれば8日間の攻撃でパレスチナ人160人以上(大半が子どもを含む一般住民)が殺され、1,000人以上が負傷しています。イスラエル人は5人がロケット攻撃などで殺さました。International Middle East Media Centerは、亡くなったパレスチナ人157名の名前と年齢を載せています(死傷者の写真が含まれています)。
 「停戦」しても亡くなった人は帰って来ません。子どもたちを含め、傷ついた人の気持ち、悲しみや怒りは残ります。学校やお店が再開し、暮らしは落ち着きを取り戻すかもしれません。でも、占領とガザ封鎖は続いています。攻撃の前も後も構造は変わっていないのです。
 何が問題なのか、何ができるのか。一緒に考えていきましょう。今週末の緊急アクションは以下の通りです。私自身は緊急行動に参加できずに心苦しいのですが、とりあえず(?)、日々、公正な平和を願ってオリーブ商品を売ってます!


(キャンドル・ビジルに関してはサイト上のお知らせが見当たらなかったので「アル・ガド」さんにリンクしました。「パレスチナ/イスラエル関連を中心としたイベント、テレビ番組、書籍、映画などの情報メモ」が一覧となっているありがたいサイトです)

 英語で読めるパレスチナ・メディアのサイトも例えば以下のようなものがあります(死傷者の写真が載っていることがありますのでお気をつけ下さい)。パレスチナはアラビア語ですが、小学校1年生から英語の勉強も始まります。今回も、メディアだけでなく、普通の人(?!)が、ツイッターやフェイスブックなどSNSを使って、英語でも発信し状況を伝えました。



追伸:
 こんなことを書いている一方で。今朝も(22日)夜中の2時半に地震で起こされました。また、地震の影響による建物の取り壊し、道路や下水道間の修理などで、1年9ヶ月、延々と騒音や(放射能まじりの?)粉塵が続いています。人不足、資材不足で遅れていることも原因のようです。
 パレスチナや被災地、被ばく地のことを考えて、10月に出した『ぜいとぅーん』のタイトルを「理不尽な世界であきらめずに楽しく生きる」としたら、多くの方から共感の声を頂きました(沖縄・辺野古からも)。皆さん、それぞれの場所でそう思って生きているのだと改めて考えさせられました。(とても正直に言えば、私自身は「理不尽な世界であきらめずに楽しく生きられたらいいなあ」という気持ちなのですが。)
 以下、先月書いた通信原稿ですが、改めて載せてみます。

編集後記(『ぜいとぅーん』49号より)
 パレスチナの人たちは、納得いかない不正義が続く状況の中でも、それぞれの生活を楽しんで生きています。それは、占領状態をないことにするとか、向き合わない、ということとは違うと思います。私たちも、地震・津波・原発事故をなかったことにすることが、前向きに生きるすべではないでしょう。非日常が日常になった中で、改めてパレスチナから学ぶことがたくさんあるように思います。世界から見捨てられていないと感じること、その大切さも改めて少しわかるようになりました。皆さん、ありがとうございます!
この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=53



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