2011/04/13(水) 01:49|震災

コミュニティカフェをつくろう

  地震直後から、カフェは大事な役割を果たしていました。
 避難所として。情報と物資の交換の場として。話をする/聞く場所として。

 友人のお店「bookcafe 火星の庭」は、地震の当日から「ミニ避難所」になっていました。電気・水・ガス・交通が止まり、余震も続く中、それぞれの自宅も大きくひびが入り不安だけれども避難所も入りきれない。食料や水、灯油などを持ち寄って20人余りが出入りしてお店で生活したそうです。新聞各紙や生活情報を貼り出したりもしました。夜にはライブもやってお店のサイトにアップしました。その後、ライフラインの復旧に伴ってみな家に帰り始め、お店も(ガスは復旧しないままですが)再開しました。届いた物資をあちこちに分けたりもしています。
 近所のシネマカフェ「右岸の羊座」も、ガスは出ないままでしたが(大家さんに建物の安全確認をしてもらった後)3月末にお店を再開しました。お客さんから「みんなの顔が見たい」という声があったそうです。「ぽっと・らっく(持ち寄り)カフェ」として、100円コーヒーを出したり、持ち寄った食材で料理をしたり。今までのお客さんが連日、顔を出すだけでなく、近所の方、通りすがりの方もいらしています。地震以来、安否確認や片付け、食料など生活必需品の調達で必死でしたが、そうして家にこもっていた人が、ホッとする場所、話をする場所が必要なのでしょう。
 とりわけ女性客の利用が増えているそうです。自分の事よりもまずは家族や被災した親戚の生活を支えている女性が多く、同じような状況の女性が語り合う場としても利用されています。4月10日(日)昼からは歌手のあがた森魚さんの「緊急お見舞いライブと座談会」を右岸の羊座はじめ他2箇所で開催し、参加者からのカンパの一部を利用してこちらも女性に焦点を当てた支援を行いたいと考えています。
 「書本&cafe magellan」も、地震から10日余りでお店を開けましたが、意外に「一見さん常連さんで賑わい」だったそうです。
 私自身にも人と話をする「場」が必要でした。地震から1週間くらいで電話がつながりやすくなって以降、まず早口での長電話が増えました(聞いてくださった皆さん、ありがとうございます)。一人暮らしが3週間以上となり、家で一人でご飯を食べているのもよくないのでしょう。友人たちと顔を合わす場所があってありがたいです。

 カフェでは「譲ります/譲ってください」の物資のやり取りもあります。仙台は物資の流通が良くなり、買物にはほぼ不自由しなくなりました(地震で電化製品が壊れた人も多いのでしょう。平日の昼間でもヨドバシが混んでいたので、私もまだ壊れたプリンタ、トースター、ミシンを買い直していない、などありお金もかかりますが、、、)。でも、沿岸から仙台に移住してきた人は、津波ですべてが流され生活用品が何一つありませんが、買いそろえることも大変です。お店を媒介に、いくつかの移住家族に一部の生活用品を渡すことができました。いま「必要なものを必要な量、必要な場所に」は本当に難しいのです。

 そして。いま避難所で歌や音楽が喜ばれていると聞きます。私の周りでも「こんなときだから息抜きや癒しに音楽を聴いたり映画や演劇を見たい」という声を聞きます。でも、いま、仙台市内は、ほぼすべての文化施設が機能していないのです。仙台市民会館、宮城県民会館、仙台市メディアテーク、青年文化センター、戦災復興記念館、宮城県美術館、仙台市博物館、エルパーク仙台、、。映画館、音楽や演劇、映画のためのホール。市民活動や文化活動の場になっていた、貸室のある市民センターなどの公共施設。地震のためことごとく休館しています。しばらく開館の見通しもありません。

 「場所」がなかったらつくるしかない。ホッとするのに、食べ物/飲み物も重要です。
 まずは、悲しみを受け止める場所を。そして、市民一人一人が、新しい仙台を考え、発信していく場所を。
 いつでも誰でも気軽に行け、市民の拠点となるコミュニティカフェを仙台の中心部につくりたい。
 そう思って、友人・知人たちと、持っているネットワーク総動員で動き出しています。情報掲示板をつくろう、アートセラピーのワークショップをしよう、、、アイデアは次々とわいてきます。それをやれる若い仲間たち(!)もいます。いま、一人一人が持ってる想い、力を分け合うことが、その場所が大事だと思っています。「場」ができれば動き出します。
 発起人5人で具体案を詰めています。ご協力よろしくお願いいたします。

追伸1:県外の皆様から「必要な物はありませんか?」の声をよく頂きます。いまは(とくに沿岸部)物ではなく人手が足りないようです。ただし、泊まるところがまったくありません。寝る場所・テント・寝袋などは自分で確保する必要があります。先週末、県外の知人の親子が2日間、私のうちに泊まって宮城県沿岸部の片付けのボランティアに行ってくれました。

追伸2:東北のお店から通販で買う、、、古本を買うという手もありました! 「bookcafe 火星の庭」からも「書本&cafe magellan」からも通販で買えます。ちなみに、本屋さん、図書館などは、本、本棚が崩れまくりで再開に時間がかかっています。
この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=17



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