2011/09/15(木) 17:55|震災

前はどっち?

 6ヶ月分の疲れなのか夏の疲れなのか(息子のいる京都と私のいる仙台の気温差は10℃)、睡眠時間が増えてしまい雑務がたまって、ブログもなかなか更新できないでいます。

 地震当日の夜、パレスチナ・オリーブのスタッフを車で家に送り届けて自宅に帰るとき。大きな余震が続き、道路もひび割れている。停電で真っ暗、どこを走っているのか、よくわからない。両方向4車線ずつあるような交差点で大渋滞の中、信号もないので、あうんの呼吸で右折する。雪も降っている。その緊張感と怖さ、、、。地震後、その当日夜の夢を何度か見ました。最近は、津波から逃げる夢を見たりします。何度も目にしてしまうテレビの映像のためなのか、津波から生き延びた(生き延びてくれた、という感謝でいっぱい)友人・知人から具体的に話を聞いたからなのか、直接、沿岸被災地域を目にしてしまったからなのか、わかりません。私でさえこの有様なのですから、直接経験した皆さんには、まだまだ生々しいことと思います。
 6ヶ月間、目の前のことだけをこなして、一日一日を過ごし、先のことを考えられずにいました。いま、「一歩一歩前へ」などというスローガンを聞いても、「前ってどっち?」と途方に暮れます。
 沿岸の津波被災地域では、6ヶ月の建築制限が延長され、高台移転するかなどまだ復興計画が立っていません。福島原発は事故収束の見通しすら立っていません。その場でどう生活を作っていくのか、移住して新しい生活を作っていくのか。
 仙台の自営業仲間でも「今まで通りの仕事をしていていいのか、疑問に思う」という声が出ています。経営的な話ではなく、目指すもの・やり方が今まで通りでいいのか、ということです。お客さんのニーズとしても、私たち自身がやりたいこととしても。私たちは、震災で傷ついているし、弱っている(震災の何にどう傷ついて弱っているのか、うまく説明できないです)。そこを前提とするしかないと思うのですが、いつ元気になれるのか、前がどっちかわかれば元気になれるのか、まだ迷いの中にいます。

 と、抽象的なことを言っても、日々は進んでいきます。
 凍結されていた(よう見えた)お役所の日常業務が動き出したようです。3月11日に、あと2時間地震が遅ければ終わっていたのに!という、パレスチナ・オリーブの確定申告や消費税の支払いは、3ヶ月遅れで6月に行いました。いま、数ヶ月遅れで労働保険の計算と支払いをしなくてはなりません。自動車税、健康保険、年金なども数ヶ月遅れで一気に来ました(保険、年金は「請求が来ないからまだ払わなくていいのかな、、、」と気になっていましたが、自動車税なんて存在を忘れていました)。
 地震直後は「私のところなんて被害のうちに入らないからからいいや、、、」と思っていた諸手続きにも一応行こうと思っていますが、まだ区役所など混んでいるようです。高速道路用の罹災証明と家屋の一部損の罹災証明。両方とも簡単な書類で取れるそうです。仙台の建物でひび一つ入っていないところなんてないのだから、申請ではなく、全員に配ってしまえば、、、と思ってしまいます。
 地震で壊れた家電もまだ片付けていませんでしたが、そろそろ捨てる気になりました。震災ゴミの仮置き場は4月末で閉まってしまい、粗大ゴミの収集場に持ち込む手数料が安くなっていたのも元に戻るそうです。
 仙台市内での壊れた住宅やビルの取り壊しも9月に入って急に増えた気がします。突然、ぽっかりとした空間に出会って驚きます。自治体によって、取り壊しの自治体負担が(最終的には国の負担か)10月で終わりになって持ち主の自己負担になるためなのか、たんに建設重機がやっと仙台にも回ってきたのか、理由はわかりません。屋根のブルーシートの状況は6ヶ月間、何も変わっていません。「瓦は3ヶ月待ち」なんてことを最初の頃に聞きましたが、いまは「3年待ち」という噂も耳にしました。

 4月に予定されていた統一地方選挙もぼちばち始まっています。仙台市議会選挙は8月末にありましたが、さっぱり盛り上がりませんでした。今後を考えていく上では、どこの選挙も大事なのでしょうが、選挙の気持ちにならず(私は投票には行っています! 投票率は軒並み下がっていますが)。宮城県議会選挙もそろそろのはずだけれど、いつだっけ?という感じです。

 と書いているうちに、また余震。もちろん最初の一ヶ月に比べればたいしたことがないのですが、一日数回は体に感じる地震があります。本当に6ヶ月毎日。震度1くらいだと昼間は感じないのですが、夜は感じやすく目が覚めてしまうこともあります。見ても仕方ないのですが、気象庁の地震情報のページを見ると、毎日、数時間起きに地震があることに驚きます。

 3月13日に仙台でパレスチナ訪問報告会を予定していたのですが、もちろんそれは中止になりました。そして、その時の訪問については、結局、あまりどこでも話していません。パレスチナ・オリーブの通信『ぜいとぅーん』44号での訪問報告をやっとサイトにアップしましたので、よろしければご覧ください。

 中・長期的な取り組みのあれこれ。次こそ書きます。
 明日は、「せんだいコミュニティカフェ準備室」でロックカフェをやります!
この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=29



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