2011/10/20(木) 18:55|震災

地元のミニプロジェクト

  被災者も支援者も、体力の疲れのピークは過ぎましたが(みながばたばた倒れる時期がありました)、精神的な疲れのピークはこれからでしょうか。(震災直後には「心のケア」チームの人たちをケアするチーム、がいたりしましたが、いまも必要だと思います、、、) 震災直後はただ必死だったのがぽっかりと喪失感が出てきて、、いまから震災1年後くらいが一番精神的にきつい気もします。当初は、みんなで助け合っていたのが、いま、様々な格差(被害の状況だったり仮設住宅の状況だったり)で感情的な軋轢が大きくなっていると聞いても、みんな弱っているんだから当然だよな〜と思ったりします。
 仮設住宅では、支援団体や住民の皆さんで、ひさしや棚を作ったり、寒さ対策で窓にプチプチを貼ったり、、、と大忙しで人手不足です。1戸500万円もするのに、狭くて寒くて結露もひどい劣悪な環境(場所によって-委託業者によって仮設住宅の品質は異なります)。宮城県は、岩手県や福島県の仮設住宅と比べてもひどい、と言われています。本来はある程度の生活環境を用意するのは支援団体ではなく行政の仕事ではないかと思いますが、待っていると本格的な冬に入ってしまいます。
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追記(10月24日):
 今日のニュースによると、行政による仮設住宅の寒さ対策が始まりましたが、終わるのには2ヶ月かかるそうです。仙台でさえ、最低気温が10℃を切る日が多くなり、気仙沼など北部では5℃くらいの日が増えてきているのですが。一方、宮城の仮設住宅で亡くなった方は(自殺された方を含め)既に12人以上になっているそうです。そして、この2つが宮城県の今日のトップのTVニュースでしたが、全国放送では何も流れないのです。被災地で流れているローカル報道と全国放送の乖離。震災直後からありましたが、最近ますますギャップを感じます。
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 直接に沿岸地域支援までやる余裕はないから仙台の街中でできることに集中しようと沿岸地域にはあまり行っていなかったのですが、先月下旬、(震災前のつながりも震災後のつながりもあり)石巻・十三浜と気仙沼・本吉に行ってきました。泥に埋まっていたところがいま草原となり、壊れた家や船はまだ散見されますが、むしろ、美しい風景が広がっていました。海も当初は濁っていたようですが、もう青く美しく見えました。ヘドロのにおいも減ったと思います。
 パレスチナみたいだな、と思いました。風景はあくまで美しい。イスラエル軍に破壊されたパレスチナの村々の跡地。よく見れば痕跡がありますが、言われなければ野の花が咲く美し場所だったりします。
 仮設住宅でのお茶会に参加したのですが、いいお天気で年配の女性たちの笑顔が嬉しかったです。まだ「当日どうだった」という話が出てきます。

 そんなこともあって、私自身がゲストの皆さんの話を伺いたくてせんだいコミュニティカフェ準備室で以下の企画を立てました。
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車座カフェトーク
「支援の現場からーそれぞれのつながり方ー」
 震災から7ヶ月半。いま、沿岸被災地の人々はどうしているのか、何が必要なのか。仙台に住む私たちには何ができるのか、どうやってつながっていけるのか。みんなが元気になってお金も入る方法は??
 それぞれのやり方で被災女性の仕事づくりを支援しているゲストと一緒に車座でおしゃべりしましょう! 当日、それぞれのゲストが関わるプロジェクトの素敵な手仕事品なども買えます。

 私は、パレスチナで、老いも若いも女性たちが集まって、伝統的な刺繍をしながらおしゃべりしている姿を見てきました。以前は日本でも世界中でもあったこと。いま、顔を合わせて手仕事をする、その大事さを改めて感じます。
 一方で、売り物になるものを作る、というのはワンステップ別のこと。買う人は何を求めているの? どんなふうに売ったらいいの? 作っている人も支援団体も試行錯誤です。パレスチナでは女性の刺繍団体ばかり多数できてしまうということも起こりました。それぞれの共通点や相違点を聞きながら、参加者の皆さんとお話しする中で、たくさんのヒント、アイデアが生まれてくるかもしれません! ご参加お待ちしています。

日時:10月29日(土)10:00〜12:00
(仙台市青葉区本町1-14-30 ラポール錦町1F tel 022-716-5335)
参加費:500円(飲み物付き)
定員:15名
申込・問合先:皆川または火星の庭

【コーディネーター】
皆川万葉(パレスチナ・オリーブ、せんだいコミュニティカフェ準備室)

【ゲスト】
小関あけ美さん(茶ろん もも
 石巻のカフェ「茶ろん もも」の店舗は震災のため休止していますが「うつろひカフェ」としてイベント出店など活動中。震災後、石巻の作家さんたちで作る「福幸の芽」をプロデュース。にこまるクッキープロジェクトの石巻チーフもされています。

 仙台の佐藤商店の佐藤さんとお友達が震災後にプロジェクトを始めました。石巻、東松島などで手仕事が好きな被災者の方に裁縫道具、刺し子の材料を手渡して作っていただいています。

遠藤優子さん(ルーテル教会救援
 支援団体のスタッフとして3ヶ月の予定で宮城に来た遠藤さんでしたが、3ヶ月の予定は3年に変更されました。漁業の復興や仮設住宅の生活支援など幅広く活動している中で、石巻でのミサンガ作り、キャンドル作り、気仙沼・本吉のカード作り支援なども行っています。
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 8月10日のブログで紹介した「暮らしのシェア」も3回まで収録が終わりました。
 どれも、聞き応えがありますので、ぜひ!


(顔出しなしなので一部のみ映像が流れます)

(音声が出るのに数分かかります)

 話変わって。地震の10ヶ月前まで8年間住んでいた賃貸の一軒家が、先日取り壊されました。更地になってしまって寂しいです。子どもが生まれる前から小学校に上がるまで暮らしていた家。長い間、1階をパレスチナ・オリーブの事務所として、2階を自宅として使用していました。数年前にパレスチナ・オリーブの事務所を移転、自宅としてもそこから引越して10ヶ月後の震災。私たちが出た後に他の方が住んでいましたが、震災後はひとけがなくなっていました。築50年の古い一軒家なので、気になって近くを通るとチラリと見ていましたが(もはや他人の家ですからじろじろと見てはいません!)、外から見ると家の壊れ具合はよくわからないけれど、水道管が壊れて水が漏れているようだなあとは思っていました。
 外から見るとよくわからないけれど、中はボロボロだったり傾いていたり、、、というのは、今回の地震の特徴のようです(揺れの具合なのか、建物の耐震のつくりの問題なのかわかりりません)。仙台駅も、外壁がはがれていた他は外からはわかららなかったけれど、中は天井が落ちたり壁にひびが入っていたり、線路が曲がって垂れ下がったり、ひどかったそうです。仙台市内の公共施設のホールも全て天井が落ちたそうで(広くて柱がないからのようです)半年近く閉まっていましたが、外からはよくわかりませんでした。
 そういうわけで、前回のブログにも書いたように、いま、仙台市内では住宅や商業ビルの取り壊し、補修がやっと始まった一方、まだいつ修繕が始まるかわからず、ビルのテナントとして入っているお店が困っていたりもします。まだ、余震も毎日続いていますし!

 宮城に支援にいらした多くの人たちとお会いする日々が続いています。
この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=30



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