2012/06/23(土) 21:53|震災

「がれき」焼却

 ブログに書いたり、通信『ぜいとぅーん』にも書いた内容を少し修正しました。ウィンドファームの中村隆市さんが「被災地でも広域でもガレキを焼却してはいけない」としてブログに掲載してくれました。1ヶ月前ですが、、、。自分でも載せます。

5月23日
* * * * *
 放射性物質に限らず化学物質やアスベストなども大量に含んだ「がれき」を遠くに運んでしかも焼却するのには反対です。しかし、宮城県内で、毎日24時間、燃やされ続けてるのも受け入れがたいことです。

 宮城県の津波被災地域各地では、いま、仮設焼却炉が完成し、順次、フル稼働し始めています。仙台は、県内では例外的に、がれきの分別・リサイクルが早く進み、仮設焼却炉も昨年末から稼働しており、仙台のがれき約150万トンを順調に処理しています(リサイクルしていいのかという大きな問題もありますが)。そして、まず、並行して石巻地区のがれき(木屑を中心に)10万トンを受け入れ、早ければ7月から焼却の予定です。このままでは、どんどん宮城県各地のがれきを仙台が処理する流れではないかと思います。
 仙台の3ヶ所の仮設焼却炉のうち、最大の処理能力(一日300トン)は、若林区荒浜の焼却炉。私の自宅から10キロ離れていません。がれきの広域処理阻止、ではなく、焼却阻止、を言わないと、自分たちの上に、再び降って来る放射性物質が増えるだけなのです。
 地震、津波、原発事故とトリプルで被災した宮城県。私たち自身は、なかなか、がれき処理、ゴミ処理まで声をあげる余裕がありません。
 なぜ、「どうやって処理するか」ではなく「どこで処理するか」に焦点がずれてしまったのだろうと思います。どんな施設でどんなふうに燃やされ、灰が処理されているのか。そもそも燃やしていいのか。
 一緒に考えて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
* * * * *

 後日談。
 京都から友人が来てくれたので、仙台市沿岸の仮設焼却炉を見に行きました(車で30分程度。いつでも行けると思うと機会がないとなかなか行かないもので)。日曜日でしたが、若林区の2ヶ所のうち、1ヶ所はお休み、1ヶ所は操業中で煙がもくもく出ていて少しくさかったです。お休み中の仮設焼却炉の入り口では、0.08~0.09マイクロシーベルト。操業中の方は(ちょうど煙は私たちの方に向かっていました)0.1マイクロシーベルト前後でしたが、誤差の範囲かよくわかりません。仙台市沿岸部は、津波の後の泥をかき出したためかわかりませんが、土壌汚染は意外に低い、という話も聞きました。仮設焼却炉は昨年末から稼働しているわけですが。
 仮設焼却炉の周り、私たちが子どもと一緒に何度も遊びに行った海岸付近は、、、。震災後、ほとんど変わっていません。基礎だけ残った家々の跡。壊れたままの家。排水システムが壊れたままなので、水がたぷたぷとあふれそうになっている田んぼ(田んぼは、来年もまだ復興は難しそうだという話を聞きました)。でも、畑を復活させるために、畑の中のこまかいがれきを手で取り除いているボランティアの皆さんが活動中でした。

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追伸:さらに後日談。6月19日の河北新報です。

 仙台市は、東日本大震災で発生し市内の仮設焼却炉で処理を進める約24万トンの災害廃棄物について、来年5月末までに処理が終了するとの試算をまとめた。市は当初、来年夏ごろに処理が完了するとの見通しを示していた。
 市によると、6月10日現在で全体の約4割に当たる9万7000トンの処理を終えた。昨年10月に稼働した仮設焼却炉3基が1日約480トンを処理しており、来年5月末ごろには全量を処理できる計算になったという。
 ことし5月に受け入れを表明した石巻地区(石巻市、東松島市、女川町)のがれき10万トンに関しては、当初の予定通り7月までに搬入を開始する考え。これに伴い仙台市の仮設焼却炉の稼働は、来年12月まで続く見通し。

この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=41



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