2012/12/08(土) 02:16|震災

「脱被ばく」を!

 今日の地震は津波を伴ったこともあり、ざわざわした気持ちになりました。危機感を煽るため、というのは分かりますが「東日本大震災を思い出してください、直ちに避難してください」とラジオで繰り返されるのは、あまりいい気持ちではありません。石巻で1メートルの津波が観測されたのを始め、仙台市沿岸を含み宮城県内は各地で津波が観測されました。そして、今日の宮城県内は最高気温が5度以下の場所が多かったです。寒くて暗い中、避難した人たちは本当に落ち着かない気持ちで過ごしていらしていると思います。
 電話が地震から1時間程度でつながるようになったのにはホッとしました(しばらくは仙台市内へも県外へもつながりませんでしたが)。仙台市内は、沿岸部の道路が封鎖になったためか、みなが家路を急いだためか、光のページェントの初日だったせいか(!)、あちこちすごい渋滞でした。
 車のガソリンが半分くらいだたので、一応、満タンにしようとしたら、近所のガソリンスタンドは通常21時までの営業なのに19時半に行ったら既に閉店していました。他のガソリンスタンドでも灯油やガソリンを買い求める人で混雑、、、帰りには渋滞に巻き込まれて、近所のガソリンスタンドに行って帰るだけで1時間近くかかってしまいました。

 そして、今日も繰り返された「この地震の影響で、いまのところ原発に新たな異常はありません」という言葉。私たちは、これから何十年も何百年ももっと、、、地震のたびに(廃炉になるまでの)原発や放射性廃棄物の保管施設の心配を続けなければなりません。脱原発は絶対に必要、それ以外の選択なんてない。
 でも、選挙戦も始まり「脱原発」が焦点になる中、「脱被ばく」はどこへ行ってしまったのだろうと思うのです。集団疎開や保養、避難の権利、健康調査、医療費の減免はなぜ話題にならないのだろう? 脱原発も絶対重要だけれど(宮城県は、県知事があんなに地震で壊れた女川原発を動かす気満々ですし)、起きてしまった事故への対応も、全然、まだ進んでいないこと、忘れて欲しくないと思うのです。例えば、12月末で新たな県外への避難者への住宅補助が打ち切られようとしています。それを国の責任で延長します!という政党がどこかにいないでしょうか、、、(いま打ち切られようとしているのは福島県から県外への自主避難者への住宅補助です。宮城やその他の地域からの避難者への補助は最初からないか打ち切られています)
 そして、被ばくは福島の問題だけだと思われていないだろうか(思わされていないだろうか)という懸念が最初からあります。
 選挙ですっとんでしまっている感がありますが、6月に成立した「原発事故子ども・被災者支援法」の具体的な中身が1月にも決められると言われていたこともあり、市民の側からたくさんの意見が出ています。支援の内容も大切ですが、その「支援対象地域」がどこになるのかも難しいけれど大事な問題です。
 先日「子どもたちを放射能から守るみやぎネットワーク」では、原発事故 子ども・被災者支援法」に関して要望書を提出しました。宮城県も支援法の「支援対象地域」にすることなどを求めています。関東でホットスポットの地域の皆さんも独自に、支援対象地域に関東のホットスポットも加えるよう、関係省庁に働きかけています。


 個人的には、もう、放射性物質が通り過ぎた全ての地域を支援対象地域にして避難の権利などを補償して、(比較のこともあるので)311以降日本にいる全ての子どもたち(もちろん日本国籍者でも外国籍者でも無国籍者でも!)に健康調査をして欲しいです。
 そして、避難したくても自主避難はできない人たちもずっといます。ふくしま集団疎開裁判、大事だと思っています。応援しています(いま、仙台高裁にかかっています)。

 宮城県には、震災前から「反原発」だったはずの国会議員が何人もいました。でも、震災後、「脱被ばく」のために何をしたのか、全然わかりませんでした。私はすごく怒っています。一方、斎藤やすのりさんは事故後すぐにガイガーカウンターを手に入れて公園などを計測して発表したり、国会で、仙台の学校給食や焼却炉の問題などを質問したり、と「脱被ばく」に目に見えて取り組んでくれました。どうしてもまた議員になって国会に戻って欲しいです。

 全国的に全く話題になりませんでしたが、10月28日に白石市長選挙がありました。白石市は福島県と宮城県の県境で放射性物質がたくさん降ってしまったところです。ここで自民・民主が相乗りし、自治会や商工業会の推薦などを受けた現職の風間市長が、民主党を離党した無所属の沼倉さんにたった800票という僅差でからくも勝ちました。沼倉さんは、放射能対策について「国や県に関係なく、市民にとって必要な事業は市独自でも取り組む」と主張して立候補してくれました。本当に惜しかったです。
 政治に過剰に期待はしていません。でも、立法府も司法府も行政府もちゃんと役割を果たしてくれないと困ります。あきらめたくないです。
 そして「脱原発」だけでなく「脱被ばく」ももっと話題になるよう伝えていきたいです。

追伸:ちょっと力の入り過ぎた投稿になりました、、、私は新潟市生まれ新潟市育ちです。私が小学生〜大学生のとき、ずっと「巻原発」が気になっていました。巻原発は住民投票や町長選挙で原発計画を止めました(巻町が当時、新潟市のベッドタウンとなっていった、という背景もあるでしょうが)。Yes, We Can!! あ、もう死語?
この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=55



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