2013/07/25(木) 11:51|震災

宮城情報を得るには(1)

 甲府での生活にも慣れ、仕事も落ち着き、仙台の友人たちが恋しい今日この頃(ときどき仙台に帰っています)。仙台の涼しさもなつかしい。甲府は仙台より常に10℃気温が高いです、、、。それは、さておき。
 宮城情報を得るには、、、河北新報を読もう、です。

 宮城の地元紙である河北新報を郵送で購読しています(記事内容の範囲は東北全体です)。2日遅れになるし、郵送代金がかかって高くなるので、最初は迷ったのですが。全国紙ではあまりに震災情報がないし、河北新報のサイトでは情報が探しにくいので、新聞を取ることにしたのです。
 河北新報では、今回の参議院議員選挙において、震災のことは全国問題ではなく地域課題になってしまったようだ、と書いていました。私も全くその通りだと思いました。
 例えば、巨大防潮堤問題。地元のほとんどが反対なのに国の方針で、いまどんどんとつくられています(自治体も反対だけれど、防潮堤ができないと、その他の復旧・復興も進められないしくみなので、強く反対できないそうです)。海が見えなくなる、高くて幅広い防潮堤。それを作るより高台への道を整備した方がいいんじゃないの?という、まっとうな意見は宙に消えていきます。
 例えば、資材不足・人手不足でコストが増加、なかなかインフラや建物の修復・建設が進まないのに、働く人の賃金はあがっていない問題。「日建連(日本建設業連合会)は中長期的対策として、5次、6次下請けのケースもあるとされる縦走下請け構造が職人の賃金低下を招いていると分析。こうした構造の簡素化に本腰を入れ、5年後をめどに可能な限り、2次下請けまでに整理する方針だ」(7月19日の河北新報より)。5年後って気の長過ぎる話で驚きました。

 こういうことが選挙の争点になったとは聞きませんが、これは地域の課題なのでしょうか?
 以下のような理不尽な話も枚挙にいとまがありません。

 岩手、福島では被災者の医療費免除が延長されたのに、宮城県だけが2013年3月末で打ち切られました。理由は「被害が大きすぎて、被災者が多いから」。これには、気仙沼や山元町など、津波被災地の友人たちがうなっていました。震災前は高齢でも元気に暮らしていた親が、家を流されて仮設やみなし仮設に入ってから入退院を繰り返す、というような話は身近にも聞くのです。

 東日本大震災の津波で浸水した病院には移転再建支援がない。ところが、南海トラフによる巨大地震対策では、学校や病院の移転を支援する。→詳しくはこちら:医療・介護 施設の人手不足深刻

 これらのことは、全国の皆さんも知っていることなのでしょうか?
 選挙では、話題になっていましたか?
 悔しいし、何もできない自分が腹立たしいです。でも、知らないのは嫌だから、新聞を読んでいます。
 ただ、明るい復興話だけが伝わるのが嫌で、つい「問題」ばかり書いてしまっていますが、誰にでもどこにでも、悲喜こもごもの毎日の暮らしがあるのは言うまでもありません。

 選挙前の特集記事を少し紹介します。
(長期連載中の「神話の果てに 東北から問う原子力」も力作です。)

災後の課題 地域は問う(2)原発事故の影/動き鈍い国 募る不満(7.16)

復興と政治−遠景・近景 まちづくり予算 時間と査定、二つの壁(7.17)

復興と政治−遠景・近景 水産業 再起遮る縦割り行政(7.16)

復興と政治−遠景・近景 医療・介護 施設の人手不足深刻(7.14) 

復興と政治−遠景・近景 農の未来 大区画、個人置き去り(7.12)

復興と政治−遠景・近景 原発自主避難者 乏しい支援、遠い帰還(7.10)

復興と政治−遠景・近景 働く場 「普通の仕事」どこに(7.9)

復興と政治−遠景・近景 住まい 届かない再建支援策(7.6)
この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=64



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