2014/07/03(木) 21:20|パレスチナ

パレスチナの状況悪化

 書きたいこと(楽しい話も)たくさんあるのに、結局、投稿する時は緊急の話ばかりになってしまいます。

 ここ数日、パレスチナの状況が急激に悪化しています(日本の報道は遅くないですか?!)。

 6月30日、イスラエルの首相が、ハマースに「報復」を宣言しました。
 6月中旬にヨルダン川西岸地区(パレスチナ自治区/被占領地)南部に位置するヘブロン近郊でイスラエル人入植者の少年が誘拐され、30日に殺害されているのが発見されました。イスラエルはハマースが犯人だと断定しましたが、ハマースは否定しています。パレスチナで、やっと、ハマースとファタハの統一政権ができたタイミング。私は事件そのものことは背景など類推のしようがありません。
 しかし、誘拐/行方不明以来、イスラエル軍はガザ地区を空爆し、ヨルダン川西岸地区のあちこち(とくにヘブロン近郊)に侵攻し、捜索と称して家々を回り、子どもを含む数百人のパレスチナ人の逮捕などを行ってきました。
 そして、2日、東エルサレムでパレスチナの少年がイスラエルの入植者により誘拐され、遺体が発見されました。現場付近の防犯カメラに連れ去りの映像が移っていたそうです。
 みるみる状況が悪くなり、パレスチナ各地でも抗議行動が行われ、死傷者が増えていっています。
 IMEMC, International Middle East Media Centerのニュースを上から順番に見ていきます。

・ヘブロン近郊でのイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人に負傷者
・ガザ地区空爆中
・イスラエル兵が「報復」でアラブ人(パレスチナ人)を殺害を呼びかけ
・(エルサレム近郊の)入植地の市長が、入植者の少年3人の死を受けて、入植地拡大を要求
・ベツレヘムやヘブロン近郊でイスラエル軍によりパレスチナ人が逮捕、負傷
・エルサレムと近郊で212人のパレスチナ人が負傷
・イスラエル人入植者がナーブルス南部の(パレスチナ人の)牧羊地を焼く

 これらは、すべて現地時間1日夜から2日正午までのニュースです。もうこれ以上何も起きて欲しくないのですが、いまも刻々とニュースが増えています。

 アムネスティから7月1日にプレスリリースが出ています(「今回のイスラエルの軍事作戦では、子ども1人を含むパレスチナ人6名以上が殺害されている」とあります)。→若者殺害に対する集団的懲罰は不当

 生産者の様子についてなどは、あちこち連絡中です。
 刺繍製品を作っているイドナ女性組合はヘブロン地域にあり、6月下旬から既に封鎖やイスラエル軍による夜間捜索などがあったようです。石けん工場のあるナーブルスは北部にあり、いまのところ大丈夫だ、石けん工場近くの検問所も閉まっていないから仕事には行けている、という話でした。これから封鎖になる可能性はある、とのことでしたが。
 今回、まず南部のヘブロン地域で状況が悪化し、いまエルサレム周辺(中部)で抗議行動が活発化しているのに伴い負傷者が出ている(並行して、ガザ地区は空爆され負傷者が出ています)、北部はまだ大丈夫ということでしょうか、、、と書こうとしたのですが、いま、IMEMCをチェックし直したら、北部のナーブルスやジェニンにもイスラエル軍が侵攻、逮捕者が出ている、地元の若者たちとイスラエル軍の間で「衝突」が起きた、というニュースが出ていました。イスラエル内のパレスチナの村々への影響はまだわかりません。抗議行動が起きるとしたら(起きると思います)、明日の金曜日でしょう。
 いまは、ラマダーン月です。日中、食べ物も飲み物も口にできないので夏は厳しいですが、基本的にラマダーンの1ヶ月はお祭りのような感じです。仕事も短縮となり、ごはんをみんなで食べ、親族を訪問し、、、ラマダーン明けは、日本のお正月のようで、ごちそうを食べ、新しい服を着て、プレゼントをもらいます。それなのに!

 パレスチナの人たちが普通に暮らせることを願っています。そして、イスラエルの人たちも(徴兵制なんてなくなって)普通に暮らせますように。
この記事のURL:http://himar-diary.jugem.jp/?eid=72



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