2023/04/25(火) |-

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

この記事のURL:https://himar-diary.jugem.jp/?eid=


2012/10/21(日) 18:06|震災

それぞれの選択(「てとてと秋」)

先日、福島原発告訴団の告訴人としての陳述書を書きました。どこまで読んでもらえるかと思いながらもパレスチナのことまで書いてしまい、A42枚びっしりの長さになってしまいました。

 以下、宮城県南部にある、みんなの放射能測定室「てとてと」の通信の紹介です。
 宮城県は地震・津波・原発事故のトリプル災害の被災地ということもあり、なかなか、放射能汚染の影響、人々の気持ち・状況が伝わっていないように思います。貴重な冊子だと思いますので、ぜひ、お求め下さい。

 ちなみに、次回のコミュニティカフェt,able「みちのくらし」のゲストは仙台の放射能測定室「小さき花」の石森さんです。


みんなの放射能測定室「てとてと」の通信
「てとてと秋」のお知らせ

「てとてと秋2012」 (38ページ フルカラー)
1冊 500円 
【主な内容】
  • 測定室から・・・新しい測定器について。てと市などの活動報告、測定からわかったことなど。
  • 特集・・・それぞれの選択 〜今そしてこれからを大切に生きるために〜
  • 宮城県南から四国へ/宮城県南に残った方/宮城県南から大阪へ1年避難し、また宮城へ/福島市から宮城県南へ/宮城県南から仙台方面へ/仙台市から海外へ/仙台市から沖縄へ
  • 測定を向上させるための「手作り遮蔽体」の作り方
  • ・尿検査への取り組み(宮城県七ヶ宿町)など
* * * * * * * * * *
 みんなの放射能測定室の第2号となる通信、「てとてと秋」ができあがりました。
 福島第1原発が収束したとはまったく思えないまま、大飯原発が再稼動されました。「だって電気が足りないとこまるから」とか「原発が動かないと日本の経済はガタガタだ」・・・というような声を聞くたびに、私達が失ったものや痛みはなにも伝わっていないのだ、と思います。
 今回の特集 「それぞれの選択 今 そしてこれからをたいせつに生きるために」は7組のかたにお願いして原稿を書いていただいたものです。住んでいらっしゃる地域もその選択されたことも違いますが、お読みになって、どの方の文章にもきっと共感を覚えるところがあるでしょう。校正を重ね、いただいた写真をレイアウトし、版下を作り、何回も何回も読んでいくうちにこの「託された言葉」をたくさんの方々にお届けしたい、しなければいけないと思うようになりました。この原発事故が何をもたらしたのか、ぜひ知って欲しいから。そしてそれ(伝えること)は「未来を生きる人たちへの義務」でもあると思えました。他の運営委員による特集、測定室からの報告も原発事故がなければまったく不要なことでした。私達もまた「今、そしてこれからをたいせつに生きるために」てとてとの活動を続けています。
 なお、売上金はてとてとの活動費にあてさせていただきます。販売にご協力をいただけると嬉しいです。

【ご購入方法】
  • 冊数、送り先を書いて「てとてと」にご注文ください。電話、FAX、メールのいずれでもかまいません。
  • 送料はご負担いただきますが、10冊以上は送料無料になります。
  • お支払いは後払いです。冊子に郵便払込用紙を同封します。振込手数料はお客様負担になります。

 〒989-1241 宮城県柴田郡大河原町字町200  tel. 0224-86-3135
この記事のURL:https://himar-diary.jugem.jp/?eid=49


2012/10/21(日) 17:53|パレスチナ

宮城・高校生 イスラエル訪問

 すっかり寒くなりました。厚手のコートを引っ張りださないといけません。
 仙台は、地震の影響による建物の取り壊し、下水道や道路の補修などが延々と続いていて、騒音や粉塵が絶えることがありません。一方、沿岸部では、石巻の建築現場で労災が急増している、という報道がありました。

 10月初めに、パレスチナ・オリーブ通信『ぜいとぅーん』49号を出しました。しばらく、震災報告が続いていましたが、久しぶりに、パレスチナのことをまとめました。その中で宮城県の高校生がイスラエルを訪問したことを書きました。宮城県以外ではあまり知られていないと思うので、原稿そのままですがブログにアップします。

宮城・高校生 イスラエル訪問

 日本イスラエル国交60周年と被災地支援が一緒くたにされて大変複雑な気持ちになっています。
 宮城県在住の13人の高校生が7月31日〜8月10日、イスラエル各地を訪問しました。
日本イスラエル親善協会による研修旅行としてであり、国交60年の記念事業の一環でもあります。
 イスラエルは、震災直後の3月末から2週間、宮城県南三陸町に医療団を派遣しました。その「お礼」を述べるために軍施設や外務省を訪問したほか、イスラエルの高校生と交流したり、キブツを訪問したりしました。さらに、イスラエルのハイテク技術が被災地復興に役立つだろうとイスラエル企業も訪問しています。水耕栽培の技術を持ち、宮城県の津波被災地に点滴かんがいセットを寄付したメーカーにも訪れています。担当者は「海水に浸かった地域でも、放射性物質で汚染された地域でも農業を続けられる」と自信たっぷりに語った、と新聞報道にはありました。
 突っ込みどころ満載の訪問でコメントのしようもないのですが、「イスラエルのことをもっと知りたい」「イスラエルに留学して勉強したい」と言う宮城の高校生たちに、パレスチナのことも知って欲しい、と願うばかりです。

 さらに。8月6日、エルサレムで国際芸術工芸祭が開幕し、「仙台七夕まつり」の七夕飾りが会場に飾られました。国交60年を記念し、仙台市の経済人らがイスラエル政府に飾りを寄贈したそうで、上記の高校生たちもイベントに参加しました。
 そして。8月7日には、イスラエルの駐日大使が仙台七夕まつり開催中の仙台市を訪れました。イスラエルの小学生たちがつくった折り鶴約4千羽を、仙台市内の業者が両国の国旗をあしらったくす玉と吹き流し計5本に仕上げ、「イスラエルと仙台市民の友好を示す象徴」としてセレモニーも行われました。駐日大使は、宮城県私立中学高等学校連合会に目録を贈呈しています。連合会は、上記の宮城・高校生のイスラエル派遣に協力しました。
 私は、全て、新聞報道で後から知りましたし、何の抗議もできませんでした。でも、震災が利用されていることが堪え難くて、ここに書きました。

この記事のURL:https://himar-diary.jugem.jp/?eid=48


1

プロフィール

カレンダー

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2012 >>

最近の記事

カテゴリー

アーカイブ

リンク

ブログを検索

others

モバイル

qrcode

PR