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2012/11/23(金) 00:04|パレスチナ

「停戦」でも、、、

 現地時間21日(日本時間22日)、ハマースとイスラエルの停戦が成立しました。報道によれば8日間の攻撃でパレスチナ人160人以上(大半が子どもを含む一般住民)が殺され、1,000人以上が負傷しています。イスラエル人は5人がロケット攻撃などで殺さました。International Middle East Media Centerは、亡くなったパレスチナ人157名の名前と年齢を載せています(死傷者の写真が含まれています)。
 「停戦」しても亡くなった人は帰って来ません。子どもたちを含め、傷ついた人の気持ち、悲しみや怒りは残ります。学校やお店が再開し、暮らしは落ち着きを取り戻すかもしれません。でも、占領とガザ封鎖は続いています。攻撃の前も後も構造は変わっていないのです。
 何が問題なのか、何ができるのか。一緒に考えていきましょう。今週末の緊急アクションは以下の通りです。私自身は緊急行動に参加できずに心苦しいのですが、とりあえず(?)、日々、公正な平和を願ってオリーブ商品を売ってます!


(キャンドル・ビジルに関してはサイト上のお知らせが見当たらなかったので「アル・ガド」さんにリンクしました。「パレスチナ/イスラエル関連を中心としたイベント、テレビ番組、書籍、映画などの情報メモ」が一覧となっているありがたいサイトです)

 英語で読めるパレスチナ・メディアのサイトも例えば以下のようなものがあります(死傷者の写真が載っていることがありますのでお気をつけ下さい)。パレスチナはアラビア語ですが、小学校1年生から英語の勉強も始まります。今回も、メディアだけでなく、普通の人(?!)が、ツイッターやフェイスブックなどSNSを使って、英語でも発信し状況を伝えました。



追伸:
 こんなことを書いている一方で。今朝も(22日)夜中の2時半に地震で起こされました。また、地震の影響による建物の取り壊し、道路や下水道間の修理などで、1年9ヶ月、延々と騒音や(放射能まじりの?)粉塵が続いています。人不足、資材不足で遅れていることも原因のようです。
 パレスチナや被災地、被ばく地のことを考えて、10月に出した『ぜいとぅーん』のタイトルを「理不尽な世界であきらめずに楽しく生きる」としたら、多くの方から共感の声を頂きました(沖縄・辺野古からも)。皆さん、それぞれの場所でそう思って生きているのだと改めて考えさせられました。(とても正直に言えば、私自身は「理不尽な世界であきらめずに楽しく生きられたらいいなあ」という気持ちなのですが。)
 以下、先月書いた通信原稿ですが、改めて載せてみます。

編集後記(『ぜいとぅーん』49号より)
 パレスチナの人たちは、納得いかない不正義が続く状況の中でも、それぞれの生活を楽しんで生きています。それは、占領状態をないことにするとか、向き合わない、ということとは違うと思います。私たちも、地震・津波・原発事故をなかったことにすることが、前向きに生きるすべではないでしょう。非日常が日常になった中で、改めてパレスチナから学ぶことがたくさんあるように思います。世界から見捨てられていないと感じること、その大切さも改めて少しわかるようになりました。皆さん、ありがとうございます!
この記事のURL:https://himar-diary.jugem.jp/?eid=53


2012/11/20(火) 22:23|パレスチナ

占領を止めるために

 情報は入って来るのですが、発信が間に合わずすみません。攻撃が始まって7日目、死者111人、負傷者750人という数字です(数字にすれば、、、です)。本当に、刻々と死傷者が増え続けています。
 ガザ地区は常に攻撃にさらされ、閉じ込められています。でも、今回の攻撃は、2008年末から2009年1月にかけて、約1,400人が殺された攻撃を思い起こさせます。構造はほとんど変わっていません。もう一度振り返る意味があると思います。

 私は、2009年1月、ガザへの地上侵攻の最中に、イスラエル、パレスチナの生産者を訪問していました。ヨルダン川西岸地区でも、ガリラヤ地方でも、みながテレビを付けっぱなしにして怒り悲しみながら、日常生活を送っていました。
(『ぜいとぅーん』35号、2009年2月6日発行より)

 そして、以下の本が、今回の攻撃を考える上でも参考になると思います。当時、イスラエルによるガザ空爆・侵攻を受けて緊急に発表した「ガザ以前、ガザ以後」もまとめられています。
サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ――パレスチナの政治経済学』

(岡真理・小田切拓・早尾貴紀編訳、青土社)、2011年11月発売、定価2600円+税
紹介文章(『ぜいとぅーん』38号、2009年11月6日発行より)


 いま、私たちができることとしてボイコットの呼びかけもされています。
 ヒューレッド・パッカード社は占領下のパレスチナ人を管理するためのイスラエル軍検問所における生体認証システムを開発し納入しています。私は最近まで知らずに、ヒューレッド・パッカードのプリンタを使い続けていて、愕然としました。

 本当は、いま、パレスチナはオリーブ収穫の美しい季節です。
この記事のURL:https://himar-diary.jugem.jp/?eid=52


2012/11/20(火) 00:07|パレスチナ

ガザ・緊急行動

 イスラエル軍は空と海からガザ地区への攻撃を続けていますが、さらに、地上戦の準備まで伝えられています。19日夜のNHKニュースでは、ガザ地区の死者は92人と報道していました。いま(23時現在)アル・ジャジーラの英語ニュースサイトを読むと死者は94人。ガザの保健省によれば、少なくても23人の子どもと5、6人の女性が含まれていると書かれています。怪我人も数百人を超え、ガザの病院は大変なことになっているようです。一人一人が家族や友人たちにとって(自分自身にとっても)かけがえがなく、被害を数字で測れるものでは決してありませんが、刻々と死傷者数が増えていることは(止められないことが)やりきれません。
 週末にもイスラエル大使館前などで緊急の抗議行動が行われましたが、今後も東京、関西などで緊急集会が企画されています。(東京は予定が確定次第お知らせします)。
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2012/11/17(土) 07:12|パレスチナ

またもガザ攻撃

 ブログに他にも書きたいことはありますが、ニュース等でご存知のように、またガザ攻撃が始まってしまいました。ここ数日で、パレスチナ人19人(子ども6人と妊娠中の女性を含む)、イスラエル人3人が殺され、ガザ地区のパレスチナ人には多数の怪我人も出ています。
 軍事攻撃がないときでも、イスラエルの占領による苦しみは常にあるわけですが、家族を突然失う悲しみ、避難を余儀なくされること、いまその辛さをより切実に感じます。

 マアン(主にイスラエル内、エルサレムのパレスチナ人労働者のための独立労組。近年は、ヨルダン渓谷のイスラエルの工場で働くパレスチナ人やイスラエル内で働く外国人労働者も支援しています)から以下の呼びかけが届きました。
 分析等、全てに共感しているわけではありませんが、ネタニヤフ政権の勝手な事情(選挙のために人が殺されていい訳がありません!)の参考に翻訳しました。また、マアンはガザ地区のハマス政権に辛口ですが、ヨルダン川西岸地区のファタハ政権も支持しているわけではありません。急ぎのため(英語力の問題ももちろん)粗い訳で失礼します。→原文

ストップ ガザ攻撃!

 独立労組マアンは、ガザ攻撃(戦争)の終了、イスラエルの占領の終了、1967年の境界線に基づいた2国家解決案を求めます。

 2012年11月14日に始まったガザ地区に対するイスラエルの軍事作戦は、4年間を無駄にした右派であるネタニヤフ政権の結果です。ネタニヤフ政権は、ヨルダン川西岸地区と東エルサレムからの撤退について、パレスチナ人と協議することを、頑固に拒否してきました。そして、パレスチナの土地への入植地の拡大を続け、入植地でファシスト・ギャングが強大化するのを見逃して来ました。
 和平交渉(ピース・プロセス)は深い昏睡状態にあり、イスラエルは何一つ解決できない暴力の期間に入ってしまっています。イスラエルの指導者たちは、南部の市民を守ると宣言していますが、みなが知っているように、それは、実のところ、一時的な停戦を意味するに過ぎません。イスラエルのもくろみは、ガザ地区とヨルダン川西岸地区とを切り離した状態にしておいて、いかなる解決の見通しも不可能にしつつ、事実上西岸地区をイスラエル側に併合することです。ハマスが、自らの管理下にガザを起き続けるためにこの切り離しに合意しているという意味で、それはネタニヤフが受け入れられるパートナーということになります。この戦争(ガザ攻撃)で人々は恐怖に陥り、ハマスはイスラエルに都合のいい窮地へと追い込まれます。
 さらに。ネタニヤフ政権は、この戦争を隠れ蓑に、通常のイスラエルの社会的ニーズから人々の目をそらさせようとしています。特に、20人の金持ちに国家資産を売って以来、いっそう厳しさを増しているイスラエル南部のニーズをゆがめています。
 テルアビブの一角に立つと、ビバリーヒルズにいるように感じるかもしれません。しかし、今日、(南部の)ネゲブ砂漠のアラブの町、ユダヤの町では、貧困、失業、公的サービスの削減を見て取ることができます。ネタニヤフ政権が苛酷な緊縮財政プログラムを押し進めていることは周知の事実です。今度の選挙で票を失うことを恐れ、(選挙の)政治課題を一転させることをもくろみ、不必要な戦争を始めました。既に、数十人の死者が出ていますが、まだ続いています。
 ユダヤ人労働者とアラブ人労働者が平等につながっている独立労組である私たちは、真の階級の敵を利する、この流血の戦争に無関心ではいられません。私たちは、今日、パレスチナの同胞たち、ガザ地区とヨルダン川西岸地区の労働者や貧しい人々と共にあります。彼らが、もっとも重く戦争の対価を支払っているのです。
 私たちは、イスラエルの右派政権とガザ地区のハマス政権だけがこの戦争の利益を受け取っていると知っています。両者とも交渉を拒否しています。過激主義が支持されている中で、1967年境界線の両側で(イスラエルでもパレスチナでも)労働者たちは苦しんでいます。
 私たちは、これまでずっと、労働運動の中で、パレスチナ人の同胞、そしてイスラエル人の労働者の側に立ち、戦争に反対してきました。私たちは、国際的な労働運度に以下のことを呼びかけます。ガザ攻撃を止めるように先頭に立って要求して行くこと。イスラエルの占領に反対する、しっかりとした立場を取ること。エルサレムを首都としたパレスチナの独立国家の確立に基づいた平和的解決を進めるように要求すること。金を無駄遣いするだけの戦争をやめて、これらの要求が満たされたときに初めて、きちんとした仕事、教育、健康を提供できる二つ国家をつくることが可能になります。
2012年11月16日
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