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2012/12/23(日) 02:04|-

「モノとチエをもちより、かんがえ、わかちあう。みちのく+くらし。」

 今年もあとわずかになりました。
 2012年は1月1日の地震で始まり、、まだ毎日、地震があります、、、。

 9月5日のブログに書きましたが、9月から「せんだいコミュニティカフェ準備室」は「コミュニティカフェt,able (タブレ)」として動き始めました。カフェトーク企画、「みちのくらし」は12月19日に第4回が終わりました。日系ブラジル2世のヴァレリアさんのトーク(お父さんが赤ちゃんの時に移民しているので体験的には3世に近いのだと思います)。コーヒー畑から綿花畑に移ったおじいさんの体験、都市に出て来たお父さんの体験、ルーツに戸惑って育ちながら、デカセギを経てルーツに出会っていったヴァレリアさんの体験、、、それは、本当に生きた歴史でした。そしてルーツである仙台市の蒲生地区が津波に飲まれてしまった中で、震災支援に奔走したこと。なんという縁なのだろうと思いました。また、ヴァレリアさんが最後に「みんながごちゃごちゃに生きるのがいい」と言っていたのも印象に残りました。詳細は、後日、タブレのサイトに報告が載りますのでぜひお読み下さい。
 これまでの「みちのくらし」はどれも、私自身がゲストの皆さんから話を聞きたくて、みんなで話がしたくて、立ててしまった企画です(今後は他のメンバーの企画も予定)。どの回も、とても面白く、参加した皆さんにも喜んで頂きました。参加した皆さんの話もいつも興味深いです。

  • 8月26日 プレ企画「福島と、フェスと、僕の毎日」 ゲスト:南兵衛さん
  • 9月9日 第1回「ラディカル・カフェ in 仙台」 ゲスト:佐藤円さん
  • 10月3日 第2回 「3・11 ふるさと気仙沼からイラクの友を想う」 ゲスト:相沢恭行さん(PEACE ON)
  • 11月8日 第3回「食と農。震災1年半後に描く未来図」 ゲスト: 石森秀彦さん(小さき花 市民の放射能測定室仙台)
  • 12月19日 第4回「故郷を離れ暮らすこと。そうして繋がる文化と人」 ゲスト:大槻ヴァレリアハルエさん

 これらの企画は参加費を頂いていますが、それだけでは赤字の企画です。参加費を上げると参加しにくい。人数を増やせばゆっくりお互いに話ができない。でも、みんなで話をする「場」は求められている、、、。皆さまからコミカフェに寄せられた寄付や、食材のカンパで、ここまで続けられています。本当にどうもありがとうございます。
 そして2012年2月に行われ大反響があった「おとのわ」。形は変わりますが、同じ会場で来年も2月3日に行われます!

 今年も本当に皆様に支えられて過ごしました。どうもありがとうございました。
 来年もよろしくお願いいたします。

追伸:この1年は、息子に会いに行くため、隔週、移住先の甲府に通う日々でした。年末年始は2人で旅行に行って来ます!
 (私の家族事情はさておき)多くの離散家族が一緒に過ごせますように。そして、安心な場所で一緒に暮らせるようになりますように。子どもがいてもいなくても、老若男女、誰に対してであっても「被ばく」を強要する社会や政府を変えていけますように。
 地震や津波で被災した人たちも安心して暮らせますように(いま、みな、家の修繕や再建に多額の費用がかかることに頭を悩ませていらっしゃいます)。最後に。人の力ではどうにもなりませんが、お願いだから、余震はもう終わりますように。
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2012/12/08(土) 02:16|震災

「脱被ばく」を!

 今日の地震は津波を伴ったこともあり、ざわざわした気持ちになりました。危機感を煽るため、というのは分かりますが「東日本大震災を思い出してください、直ちに避難してください」とラジオで繰り返されるのは、あまりいい気持ちではありません。石巻で1メートルの津波が観測されたのを始め、仙台市沿岸を含み宮城県内は各地で津波が観測されました。そして、今日の宮城県内は最高気温が5度以下の場所が多かったです。寒くて暗い中、避難した人たちは本当に落ち着かない気持ちで過ごしていらしていると思います。
 電話が地震から1時間程度でつながるようになったのにはホッとしました(しばらくは仙台市内へも県外へもつながりませんでしたが)。仙台市内は、沿岸部の道路が封鎖になったためか、みなが家路を急いだためか、光のページェントの初日だったせいか(!)、あちこちすごい渋滞でした。
 車のガソリンが半分くらいだたので、一応、満タンにしようとしたら、近所のガソリンスタンドは通常21時までの営業なのに19時半に行ったら既に閉店していました。他のガソリンスタンドでも灯油やガソリンを買い求める人で混雑、、、帰りには渋滞に巻き込まれて、近所のガソリンスタンドに行って帰るだけで1時間近くかかってしまいました。

 そして、今日も繰り返された「この地震の影響で、いまのところ原発に新たな異常はありません」という言葉。私たちは、これから何十年も何百年ももっと、、、地震のたびに(廃炉になるまでの)原発や放射性廃棄物の保管施設の心配を続けなければなりません。脱原発は絶対に必要、それ以外の選択なんてない。
 でも、選挙戦も始まり「脱原発」が焦点になる中、「脱被ばく」はどこへ行ってしまったのだろうと思うのです。集団疎開や保養、避難の権利、健康調査、医療費の減免はなぜ話題にならないのだろう? 脱原発も絶対重要だけれど(宮城県は、県知事があんなに地震で壊れた女川原発を動かす気満々ですし)、起きてしまった事故への対応も、全然、まだ進んでいないこと、忘れて欲しくないと思うのです。例えば、12月末で新たな県外への避難者への住宅補助が打ち切られようとしています。それを国の責任で延長します!という政党がどこかにいないでしょうか、、、(いま打ち切られようとしているのは福島県から県外への自主避難者への住宅補助です。宮城やその他の地域からの避難者への補助は最初からないか打ち切られています)
 そして、被ばくは福島の問題だけだと思われていないだろうか(思わされていないだろうか)という懸念が最初からあります。
 選挙ですっとんでしまっている感がありますが、6月に成立した「原発事故子ども・被災者支援法」の具体的な中身が1月にも決められると言われていたこともあり、市民の側からたくさんの意見が出ています。支援の内容も大切ですが、その「支援対象地域」がどこになるのかも難しいけれど大事な問題です。
 先日「子どもたちを放射能から守るみやぎネットワーク」では、原発事故 子ども・被災者支援法」に関して要望書を提出しました。宮城県も支援法の「支援対象地域」にすることなどを求めています。関東でホットスポットの地域の皆さんも独自に、支援対象地域に関東のホットスポットも加えるよう、関係省庁に働きかけています。


 個人的には、もう、放射性物質が通り過ぎた全ての地域を支援対象地域にして避難の権利などを補償して、(比較のこともあるので)311以降日本にいる全ての子どもたち(もちろん日本国籍者でも外国籍者でも無国籍者でも!)に健康調査をして欲しいです。
 そして、避難したくても自主避難はできない人たちもずっといます。ふくしま集団疎開裁判、大事だと思っています。応援しています(いま、仙台高裁にかかっています)。

 宮城県には、震災前から「反原発」だったはずの国会議員が何人もいました。でも、震災後、「脱被ばく」のために何をしたのか、全然わかりませんでした。私はすごく怒っています。一方、斎藤やすのりさんは事故後すぐにガイガーカウンターを手に入れて公園などを計測して発表したり、国会で、仙台の学校給食や焼却炉の問題などを質問したり、と「脱被ばく」に目に見えて取り組んでくれました。どうしてもまた議員になって国会に戻って欲しいです。

 全国的に全く話題になりませんでしたが、10月28日に白石市長選挙がありました。白石市は福島県と宮城県の県境で放射性物質がたくさん降ってしまったところです。ここで自民・民主が相乗りし、自治会や商工業会の推薦などを受けた現職の風間市長が、民主党を離党した無所属の沼倉さんにたった800票という僅差でからくも勝ちました。沼倉さんは、放射能対策について「国や県に関係なく、市民にとって必要な事業は市独自でも取り組む」と主張して立候補してくれました。本当に惜しかったです。
 政治に過剰に期待はしていません。でも、立法府も司法府も行政府もちゃんと役割を果たしてくれないと困ります。あきらめたくないです。
 そして「脱原発」だけでなく「脱被ばく」ももっと話題になるよう伝えていきたいです。

追伸:ちょっと力の入り過ぎた投稿になりました、、、私は新潟市生まれ新潟市育ちです。私が小学生〜大学生のとき、ずっと「巻原発」が気になっていました。巻原発は住民投票や町長選挙で原発計画を止めました(巻町が当時、新潟市のベッドタウンとなっていった、という背景もあるでしょうが)。Yes, We Can!! あ、もう死語?
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2012/12/04(火) 23:51|パレスチナ

続:ガザ緊急行動

(1)前回のブログでお知らせした通り、11月25日に「停戦しても占領とガザ封鎖は続いている/STOP!!ガザ攻撃 11・25緊急集会」が東京で開かれました。その会場で、ネタニヤフ・イスラエル首相とバラク国防大臣宛の申し入れ書への署名を集めたほか、玄葉光一郎外部大臣への申し入れ書への賛同を募ったそうです。イスラエルの方は既に署名用紙を送付し受付は終了しましたが、玄葉外務大臣宛の申し入れ書については、12月10日(月)まで賛同者を募っています。
 申し入れの文章(ガザ侵攻:イスラエルの軍事行動・市民攻撃を即時停止させるために日本国外務省は積極的に影響力を行使することを求める)と署名の方法については「STOP!!ガザ攻撃緊急行動」のサイトをご覧下さい。

(2)
 ガザの子どもたちを長年支援している「パレスチナ子どものキャンペーン」では、「ガザ攻撃による心的ストレスへの緊急対応プログラム」を既に始めたそうです。また、ガザの支援先の皆さんの声、様子なども随時掲載されています。→ガザ報告

(3)
 P-navi infoさんのブログで、翻訳を中心にガザの様子が伝えられています。


 繰り返しになりますが、報道がなくなっても問題は解決していない!です。
 パレスチナも津波・地震被災地も、原発事故被ばく地もです。(沿岸部を訪れる県外の皆さんが、「え〜、(津波にのまれて以来)何も変わっていないのですね」と驚くことに驚きます。まだ、住める地域、住めない地域の区分けさえ途中で、仙台市の沿岸部も、何もない風景が広がっています。農地再生に向けて、ボランティアの皆さんがこまかい「がれき」を手で拾っていたりします。まだまだ被災地は人手不足です。よろしくお願いします。)

追伸:「パレスチナ」が国連の「オブザーヴァー国家」になりましたが、イスラエルは国連決議への報復として(!)、決議の翌日、エルサレム地区を含むヨルダン川西岸地区での入植者住宅3,000戸建設計画に、ゴーサインを出しました。これによって、周辺に暮らす約2,300人のパレスチナ人が強制追放となる危険があります。
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